先週のミーツの様子
2021年12月4日ザッキカナ 木を見て森を見ず
2021年12月8日2021年12月5日(日)に第3回目のFMSテストを行いました。
テストは、SORANIではおなじみ、
アウェアネス(←名前変わりました)の飛世拓哉先と、NPO法人佐久平総合リハビリセンターの高橋健太先生にご協力いただきました。
FMSテストとは何か?と気になる方は、
第1回目と2回目の過去記事をご参照ください。
https://cg-sorani.com/archives/3814
https://cg-sorani.com/archives/5552
もともと、どうやって子供達の体作りをサポートしていけばいいかわからず、
客観的データがほしいと思ってはじめたのですが、
第3回目ともなると、データの生かし方も見えてきました。
今年の全体的な傾向としては、
体幹力がアップしていることと、
第2回で問題となっていた、肩甲骨まわりの動きが少し改善されていることです。
また、静止状態でのパワーポジションはしっかりできてきていますが、
動きの中での軸のブレはまだ改善の余地があります。
そして第2回に引き続き、腰主導の動きになっている子が多く、
お尻まわりの筋肉を使いながら動けるように強化していく必要があるようです。
個人的なデータを見てみると、
これまでにテストを受けた子のポイントは上がっているのですが、
高グレードにトライする子が多くなり、
右左で自分の得意なほう(利き手)を使っているためか、
以前より左右差が顕著になってきています。
テスト結果でうれしかったことは、
10月に開始した個別の体作りサポートである「マイベストプロジェクト」に参加している子のポイントが高かったことです。
https://cg-sorani.com/archives/6711
プロジェクトの中で、肩甲骨まわりのトレーニングがあるのですが、
肩甲骨を動かすのが難しいと感じている子が多く、
トレーニングするのが難しいなと思っていました。
プロジェクト参加者でFMSテストを初めて受けた子でも、
けっこうポイントがとれていたので、
日頃から体に意識を向けることって大切だなと感じました。
地味な取り組みで、毎日15分程度のトレーニングですが、
効果は抜群でした。
これぞ”継続は力なり”だと思いました。
この体の変化をクライミングのスキルアップにもつなげていければと思います。
子供達の測定結果を見ながら、
まだまだ、あれもこれもやらなきゃ!という気持ちになっていたのですが、
飛世先生より、「みんなしっかりのびてきていますね!」と言われてビックリ!
先生曰く、
2年前テストをはじめて、最初のウォームアップメニューを作った時は、
静止のパワーポジション(四つ這い姿勢)がみんなとれなくて、
こんなのできるようになるのかなと心配していました。
でも今では、みんな一発できれいに四つ這い姿勢をとれててスゴイです!
とのことでした。
静止のポジションは基本なので、
次は動きの中で良いポジションを作っていくことが課題です。
一般的に基本のポジションを意識せずにスポーツしている子も多いので、
これだけみんなができるようになっているってなかなかないですよ!
とも言っていただきました。
体専門の先生方のお墨付きなので、とてもうれしくなりました。
いつも快くご協力いただいてる先生方のおかげでもあります。
子供達をいつも見ているとどれだけ成長しているか見えにくいですが、
時間をおいて見ていただいてる先生方には成長度合がみてとれたようです。
普段は、あれも、これも足りないと思って接してしまいますが、
みんなしっかり成長しているんだなと改めて思いました。
頑張っていることが成長につながっていることを、
きちんと子供達にも伝えないといけないなと思いました。
今回のテストデータをもとに再度、
ユニバーサルクラスとアスリートクラスのウォームアップメニューを変えていく予定です。
少しずつ段階をおって強化していく方法も見えてきたので、
レベルにあったアップメニューを提供していけたらと思っています。
まだまだ成長途中の子供達が、
これからまたどんな進化をとげてくれるかとても楽しみです!!!
Written By 吉谷 加奈子
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