Rainbow Jr.通信 99 第3回 FMSテスト
2021年12月7日今週の動画配信
2021年12月9日子供達の体作りをしようと思ってから、
様々な子供の動きを確認するようになり、
子供達の体の傾向や動き方で苦手な動作などがわかるようになってきました。
これができていないから、
ここをどう改善していこう!といろいろ策をめぐらせるのですが、
先日、スクールのFMSテストで、
「木を見て森を見ず」になってるじゃん!と気づきました。
FMSテストは体の基礎的な動作を評価し、
苦手な動作を見つけるという趣旨のテストです。
テスト中、現状を伝えるのに、テストをしてくれている先生に、
〇〇君は、こんな部分が動いていないという話をしていたのですが、
評価のアドバイスをする先生は、「この形はいいね~」など、
その子のできている部分をとてもほめていました。
私は、月1回の体のトレーニングの個別面談で、
「ここが動いていないね」などということが多いのですが、
「ここはいいね!」ということはほぼないなと思いました。
理由のひとつは、
動いていない部分はまだまだ伸びしろで、
むしろ自分のお宝なので、
みんなトレーニング頑張ろうね!と、
できないことをマイナスに考えていない面もあるのですが、
ある決定的に欠落している部分を発見しました。
決定的に欠落しているのは、
「森の見かたを知らない・・・」ということでした。
いわゆる「木=個々の子供達」の体の動いていない部分は、
とてもよく見えるようになったのですが、
これぐらいの年齢でこれぐらいのトレーニングすると、
これぐらいできるようになる「全体像=森」を知らないんだ!!!
体の勉強をし始めて少したって、
子供の動きがよくわかるようになってきた!と思っていたのですが、
思いがけないつまづきを発見しました。
例えていうと、
小学1年生に算数を教えていて、
目の前で解いている問題の正誤はわかるけど、
その子が、1年生全体でどれぐらいの学力をもっていて、
どうゆう考え方ができていて、
どの部分が理解できていないから、
そこからのアプローチをしよう!みたいなことができないということです。
さらに1年生だったら、
数字を習って、足し算、引き算ができるようになったら、
すごく頑張って勉強していると思うのですが、
応用問題ができない!って、その子につめよっているような感覚です。
応用問題を解けるまでにはプロセスも必要だし、
(文章を理解しているとか、計算の基礎はできているとか)
算数に苦手意識をつけないことも大切です。
あー、圧倒的に見えていない、私・・・
が、しかし!
できないことは伸びしろなのであります!
もっともっと勉強して、子供達を見て、
森を見れるようになります。
まずは木を見れないと、
森も見れないもんね!
Written By 吉谷 加奈子