Rainbow Jr. 通信5 キッズ外岩ボルダリング
2019年5月8日2019年 7月 スケジュール
2019年6月27日5月11日(土)の午前中にFMSを行いました。スクール・クラブ生の9名が参加しました。
FMSテストとは、Functional Movement Screen=ファンクショナル(機能的)、ムーブメント(動作)、スクリーン(評価)の略で動作のクセや体の歪み、柔軟性や筋力バランスなどを7つの基本動作で評価するテストです。
昨年の姿勢測定と同様、NPO法人佐久平総合リハビリセンターの高橋健太先生と、”腰、背中の痛みの専門 整体 爽”の飛世拓哉先生にご協力いただきました。
テストを見ていると動き自体は簡単そうですが、子供達の動作を見ていると、動き方のクセが見えてきます。先生に解説していただくと、体幹のブレや、関節の硬さ、体の使い方の協調性、筋肉の使い方のクセ、ボディーイメージなど、様々な要素があることがわかりました。
また口頭指示で、どれだけ動きを修正してくるかで、体を動かす時の頭の使い方もわかるということでした。修正できるということは、頭で考えたことと体を動かすことが連動しているということです。クライミングではムーブをイメージすることはとても大切な要素になってくるので、頭で考えることを動きに落とし込むということも訓練する必要があるんだなと思いました。
評価結果は点数ででてくるのですが、点数が低くてもダメというわけでなく、まだ体の中に伸びしろがたくさんあるということ!とのお話で、子供達はまだまだ伸びしろがいっぱいで、これからの成長が楽しみです。また、成長期の子供達は発達につれてできるようになっていくこともあるし、逆に発達したことでできなくなることもあり、継続して経過観察していく必要があるとのことでした。
結果を元に体の使い方のクセを把握し、子供達の体の使えている部分と使えていない部分を確認し、子供達のパフォーマンス向上に役立てればと思っています。クライミング中に行う動作と照らし合わせて、こういう体の使い方をしているから、あれが得意で、あーゆう動きが苦手なんだなといろいろ考えながらテストを見守りました。できていなことに目をむけがちですが、逆に得意な体の動きを伸ばしてスキルを上げることもできるなと、様々な学びがありました。
子供達の状態をみて、先生方と相談し、レッスン中のウォームアップと体幹トレーニングメニューを追加変更しています。難しいメニューもありますが、やっていくことでできるようになっていくそうなので、しっかり練習したいと思います。
それぞれの発達過程に合わせて、必要なストレッチや体幹強化をしていくことで、体の土台を作っていけます。運動全般にいえることですが、しっかりした体の基礎があれば技術の習得の幅も広がります。成長期の今だかこそ、しっかりした体作りを行うことで、今後のクライミングに役立つと思っています。そしてこれらのトレーニングは継続することが大切なので、地道なトレーニングのプロセスを見守っていきたいと思います。
今回は「動き」の評価でしたが、この「動き」も姿勢を整えてこそ動きの安定につなげられます。昨年行った姿勢測定は体の一番の基礎となるもです。引き続き、「正しい姿勢」を意識しながらの動作の改善を行っていきたいと思います。しかし、レッスンでトレーニングできる時間はわずかです。残りの一日を無意識に体をゆがめているとそれが身についてくるという恐ろしいお話もありました。(それを聞いて子供達の背筋がピーン!笑)日頃からよい姿勢を意識して生活できるといいですね!
そして、もちろん、体の基礎作りだけではクライミングは上達しないので、しっかりクライミングスキルも上げていってほしいなと思います。地味な基礎トレーニングも登る練習も頑張りましょう!
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