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2020年2月28日今週の動画配信
2020年3月4日ユニバーサルクラスAは3・4年生のクラスでレベルアップ試験でレベル3を合格した人が対象となります。
4月からのスクール再編に伴い新たにできたクラスです。
レッスンは毎週金曜日18時~19時半 or 毎週土曜日10時半~12時
もしくは両方を受けることも可能です。
月謝制で、レッスンを週1回受講で6000円、週2回受講で7000円となります。
昨年度までは、小学生の個別練習の際は、マンスリーフリーパスとして3000円のパス代が必要でしたが、
今年度からは、月謝にフリーパス代も含んだ料金となります。
エレメンタリークラスでは登ることが楽しい、クライミングを好きになってもらうということが目的ですが、
ユニバーサルクラスAのコンセプトは「クライマーとしての土台を作る」のが目的です。
最初は登るだけで楽しく、一番上まで行けるとうれしくて何度も同じところを登ったりします。
慣れてくると少しづつルートをトライし始めますが、
多くの子供達の傾向として、少しやってできないルートはやらずに、出来るルートを何度も繰り返し登ります。
そこでレベルアップ試験という目標があると少しずつ自分ができないルートにもトライをし始めます。
ユニバーサルクラスAを受講するには、レベルアップ試験でレベル3(6級相当)を合格するのが条件となっています。
なぜレベル3が合格が基準になっているかと言うと
レベル3に合格すれば「上手くなりたい」という気持ちが十分に備わっていると判断できるからです。
上手くなるためには、できないルートをあきらめずにトライし続けることが大切です。
レベルアップ試験のレベル3に合格するにはスカイウォールにある6級を全て登れる必要があります。
6級になると足限定になり、難しくなると感じる人が多いですが、
それには理由があって、足が決められると動きが制限され、正しい動きをしないと登れなくなるからです。
また滑りやすいホールドに足を置かなけばならないなど、恐怖心も加わってきたりします。
レベルアップ試験で登るルートはA面、B面、C面各1本ですが、
苦手なルートも試験にでる場合があるので、登れないルートがあると合格しないのです。
レベル3に合格するためには苦手なルートや登れないルートを練習しないといけません。
レベル3に合格したということは登って楽しいという段階から、
クライミングが上手くなりたい!という気持ちに変わってきたと言えるでしょう。
ユニバーサルクラスAでは基礎練習を行いながら、色々なルートをトライしていきます。
最初のうちは基本的な動きを身に付けることで、難しいルートが登れるようになりクライミングがもっと楽しくなっていきます。
しかしレベルが上がっていくとなかなかすぐには登れなくなります。
1つのルートを登るのに2ヵ月以上かかったという場合もあります。
子供達には、登れないのが悪いのではなくあきらめるのがダメなのだと話しているため、
自然と、時間がかかっても完登するまでトライするという意識ができあがってきます。
そして、ユニバーサルクラスAを3・4年生にしているのは、
この時期ぐらいから子供達がメタ認知できるようになってくるため、
「ふりかえりノート」というレッスンノートを活用しながら、
自分で客観的に考えられるようになる素地を作っていきます。
最初は、自分のやったことを記録することから始まりますが、
メタ認知能力もいきなりついてくることはないので、
段階をおって経験の中から「自分で考える」をサポートしていきます。
また、小学生の間は体がどんどん成長していく時期なので、体作りにも力を入れています。
正しい姿勢を身に付け、体の基礎作りを行っています。
体が硬い子もこの時期から継続してやれば柔軟性が向上してくるので、
トレーナーさんと提携しストレッチにも力を注いでいます。
技術面では基本を大切にしながら、本人の特徴を生かした動きを身に付けていきます。
例えば、身軽な子はすぐに壁から足が離れてしまいますが、
ジャンプなどが得意だったりするので、
身軽な動きを生かしつつ、上手く足が使えるように練習します。
筋力が少ない子は丁寧な動きで登ることができるので、
ジャンプなどの動きを取り入れることで筋力が付いてきます。
ユニバーサルクラスAでは心技体のすべてからアプローチして成長を促し、
高学年になった時にさらに飛躍できる土台を作っていきます。
心技体がすべて同じように成長するわけではないので、
個々の状況をみながら、その時々にあったアプローチを行います。
じっくりとクライマーに成長していってくれればよいなと思っています。
ユニバーサルクラスAは「クライマーへの道」の第一歩めとなるクラスです。
Written By 吉谷 知将