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ザッキカナ 子供が一人で歩く道

現在、うっすら雪が積もっている長野県佐久市です。

新学期になり、娘の朝の歩き登園を再開しています。

凍った道の上を楽しそうに歩き、靴で滑りながら歩いていたのですが、

大きな水たまりの氷の上を勢いよく走っていき、

滑って大コケして大音量で大泣きした娘(5歳)です。

 

コケた道は車通りのない田んぼの中の道なので、

好きなように歩いて楽しんでいたのですが、

車が通る道であんなに派手にすっころんだら危ないな~と思いました。

1年生になったら子供達で登校すると思うとドキドキです。

道は凍ると滑るからと口をすっぱくして話しました。

 

しばらくは手をつないで歩いていたのですが、

おしゃべりが始まって、また楽しそうにクルクル回って歩きだし、

そして、滑って転んでいました。

いやはや、年長とか低学年あるある・・・

さっきコケた所と違う道だもんね・・・

 

そんな日の娘を保育園に送り届けた帰り道、

道について考えました。

大人になれば道が凍っていたら慎重に歩きます。

そして一度転んだら、その後は慎重になって滑らないようにするでしょう。

子供も一度コケれば、滑るということを学びますが、

他のどのような所で慎重にならなければいけないか考えていません。

転んだ同じ場所では気をつけるかもしれませんが、

同じようにツルツルに凍っている他の道がどれぐらい危ないか推測する力は

年齢によってかわってきます。

今は一緒に歩いて、大泣きすれば「痛いの痛いの飛んでいけ~」をして

涙をぬぐってあげることができますが、

これからどんどん一人で歩いていかなければいけない場面が増えるでしょう。

 

そして、一人で歩いていく時、

子供にどんなメッセージを伝えるかな~と考えました。

よくあるものは、

凍った道は危ないから慎重にゆっくり歩きなさい。

転んで痛い時は、近くにいる人に助けてもらいなさい。

転んでも泣かないで歩いていきなさい。

車が通る道は遊ばないでいきなさい。

滑りにくい靴を履いていくようにしなさい。

まだまだ考えられると思います。

 

お母さんそれぞれで伝えるメッセージは違うと思います。

そして、母が伝えるメッセージに正解はありません。

メッセージひとつひとつは、母が想いをこめたもので、

伝えられたことから子供達がそれぞれどうやって歩いていくか、

子供達が一人で歩く時に決めていきます。

 

春から1年生の我が子を思い、

痛い思いをしないでと願う母心もありますが、

ずっと側について行動できるわけではありません。

そして、一人で道で転んでしまった時、

痛いのを我慢して泣かないで歩いても、

一時的には歩くのを辞めても、

どんな心持ちになっても、

また歩いていくことをやめないでほしいなと思いました。

 

自分の歩く道の春夏秋冬を楽しみ、

春には春の

夏には夏の

秋には秋の

冬には冬の

歩く道のりを味わいつつ

目的地に到着してほしいなと思いました。

 

母が伝えたいのは「歩くことの楽しさ」だなと思いました。

 

いやまてよ・・・

凍った道は滑りますからね~!!!!!

これ、この冬、あと何回言うかな・・・

 

Written By 吉谷 加奈子

 

 

SORANI GMK
SORANI GMK
Climbiing Gym SORANIでジェネラルマネジャーをしています。 ジムでお待ちしています!

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