脱初心者 目指せ中級レベル
2020年1月31日今週の動画配信
2020年2月5日4月から新クラスとしてスタートするアスリートクラスは、年間計画に基づき練習を行います。
3か月を1つの期間として1年間を4つに区切りました。
3か月にした理由は3か月より短いと取り組んでいることの成果が出にくいことと、
3か月より長いと飽きてしまい、取り組みへの集中力が薄れてしまうからです。
SORANIでは、クライミング全般の能力アップを目指しています。
ボルダー(パワー系)とナガモノ(持久系)を合わせた計画を立てています。
成長期の子供達は、しっかりとクライミングの土台(体・基礎能力)を作り、
中学・高校と続くパワーアップ時期に備えてほしいので、
あせらずじっくりと取り組んでいけるようにと思っています。
計画の概要は、
1月~3月はナガモノ(持久力)トレーニング期間
4月~6月はボルダー・ナガモノ調整期間
7月~9月はボルダートレーニング期間
10月~12月はボルダー・ナガモノ調整期間
と区切っており、3か月間と1ヵ月間の目標を決めて練習をしています。
トレーニング期間と調整期間は交互になっており、
トレーニングで身に付けたものを調整期間で磨きをかけるようになっています。
コンペは主に調整期間に出場し、そこでの課題を次のトレーニング期間に取り組み、
弱点の克服を目指すというサイクルになっています。
上半期の最大の目標を国体、長野県予選です。
国体は、ボルダーとリードの両方の競技があるため、
6月の大会までにボルダーとリードまたはトップロープの練習しなければなりません。
今までボルダーを中心に練習をしてきたので、
ロープクライミングをするとなると持久力や力を使わないクライミングの練習が必要です。
そこで1月から3月はナガモノトレーニング期間とし
ロープクライミングに必要な基礎力を身に付けることにしました。
4月からは実際にロープを使った練習もする予定です。
下半期は、
秋のSORANIのコンペがメインで、そのほかにもノースフェイスカップの予選も目標としています。
7月~9月はボルダートレーニング期間とし、
いわゆるボルダー力といわれる保持力や筋力、瞬発力のアップを目指します。
それと同時にトライを何度もできる体力もつけていきます。
昨年のSORANIのコンペ予選では30分7課題でした。
コンペによって違いますが、60分12課題くらいを登れるようにと思っています。
すべての課題を1撃(1回で完登する)ならそんなに疲れないかもしれませんが、
自分の能力に対してレベルが高くなればなるほど、
トライ数が増えても良いトライができる体力が必要になります。
10月からの調整は体のキレを意識しながら、集中して登る練習をしコンペに合わせていきたいと思います。
このようにして期間を区切ることでメリハリのある練習を行うことができます。
期間が決まっていることで、先を見通しながら、
ある程度負荷(体も心も)があることも頑張って取り組めます。
子供達にとって、「出来ない!」ということが続くと気持ちも落ち込んでいきます。
時には気持ちの切り替えも必要になってきます。
また目的意識をもって、小さなステップでいいので、
自分で立てた目標を達成できたよろこびを味わっていってほしいと思っています。
年間計画はレッスンの大枠ですが、
日々のレッスンを含め、子供達のやる気を引き出せる環境を整えていきたいと思っています。
Written By 吉谷 知将
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