2月のスケジュール
2020年1月23日Rainbow Jr. 通信 25 キッズミニコンペ ナガモノ編
2020年1月28日「やればできる」
私、これ嫌でした。
そうなんだよな~と思いつつ、何もしていない自分を見るのも嫌だったし、
クライミングしている時、これ、ダンナに言われるのが嫌だった。
というより、それで、この言葉が嫌いになったといっても過言ではありません。(笑)
クライミングしていて、できない動きがあった時、
「できへんな~」って言った時に、
「やったらできるよ」と気軽に言われると、
反抗心がムクムクわいてくる。(いわゆる天邪鬼というやつかもしれません。)
理由は、
「やったらできる」ということを、
10回頑張ったらできる人と、
100回、いや1000回以上やらないとできない人では、
「やったらできるの!」の重みはかなり違うのです。
「やったらできる」という言葉は間違っていません。
1000回やらなきゃいけなければ、1000回やったらいいだけの話ですが、
10回でできる人がいるのに、1000回やるの、心折れませんか!?
私に1000回やれるほど、継続力があったら、
今の人生の折り返し地点で、こんな悩み迷う人生じゃない気がする・・・
クライミングに関して言うと、私は「超」がつくほどできませんでした。
平均的な人が、7・8級のルートを体験講習で登ってしまいますが、
たぶん私が体験講習受講したら、8級がまったく登れない・・・という
割合でいうとかなり低い、ぜんぜん登れない人です。
今だ、ジムの体験講習で昔の私より登れなかった人はいないです。
しかし、クライミングを続けた理由は、
登りたい山のために、クライミング技術が必要だ!という気持ちが強かったからです。
登っていくうちに、できることも増えてきて、
登るのが楽しくなると、
次は自分の得意な部分を生かして登ってきました。
大人の趣味なので、できない部分はある程度すっとばして、
自分の好きなように自分の登れる部分を伸ばしてきたのです。
でも、子供達のクライミングスクールをはじめて、
子供達の得意な動きなどを生かして、その子のよさを伸ばしてあげたいなと思う一方、
さけて通れないのが、苦手な部分もやる!ということです。
苦手な部分ですが、子供達を見てると、
やってやれないことではないし、
子供達に、「自分の苦手は伸びしろだよ」と伝えています!(>_<)
子供達は当然、苦手だな~と思うことはノッてきません。
「やればできる!」
やりたくねーー!!!!!
その気持ち、めちゃわかるーー!!!!!
と思いつつ、やったらできるのに~!と思うようになりました。
しかし、「やればできる」を体感した子供達が、
少しずつ苦手を克服していって、
どんどん登れるようになってきて、
うれしさを共有してくれると、本当に私もうれしいです。
でも、「やればできる!」の心が折れないように、
何か効率よくできるようになる方法がないか、
気持ちが切り替えられるような何か心構えが伝えられるか、
模索しながら、1000回じゃなくて、500回ぐらいでできるような道を探してあげたいなと思います。
きっと、「できない自分」だからこそ、考えれるのかなと思います。
子供達に「苦手は伸びしろだよ」と言っていると、
なんだか自分もそんな気がして、
自分は伸びしろ十分あるんじゃない!?なんて思ってきました。
できない動きいっぱいあります!(自慢することじゃないけどね~)
今までは、登れないと嫌なので、苦手な動きはさけてきたのですが、
最近、登りこんでいないと、以前できていたことさえできない。
あ~登れない・・・と思うけど、
何もできない今だから、苦手な動きをふくめて1からやればいいかなと思えるようになりました。
だって、「やればできる」んだもんね!?
好きなことだけ伸ばせっていうけど、
自分の苦手な動き!それ、伸びしろです!
でも、やらないと何もはじまらないんだよね・・・
やったらできるっていう心を忘れてなくてよかった。
「やってもできない」っと思ったら、やらないから。(そっちのほうが楽に生きれるけど)
「やればできる」というダンナ。
あんた、苦労せず、できるタイプね。
苦労せずできる人に、できない人の気持ちわかるかな~
苦手な動きを習得するために、できない人も1から学べる課題作ってもらいましょう!
これで、私が「やればできる!」ってなったら、
SORANIで登る人、みんな登れるようになるね!
スーパー先生(スクールでダンナがそう呼ばれています。)
スキル習得の課題作り、
「やればできる」かな~(挑戦状です!)
えっ、がんばるの私のほうですか!!??
Written By 吉谷 加奈子