パフォーマンスアップ講習会@Climbing Gym SORAN for 小中学生!
2021年10月8日今週の動画配信
2021年10月15日スクールのユニバーサルクラスレッスンでロープをつけたクライミングを行っていて、
ロープ練習は私の担当です。
ロープをつけたクライミングでは、
チョークバックを腰につけて、
チョークをつけながら登ろうねという話をするのですが、
子供達はよくチョークバックをつけずに登ります。
チョークバックをつけない理由は、
SORANIのロープの壁が短く、
そこまでチョークアップ(チョークをつけて登る)をしなくても登れること、
チョークバックを腰につけるのがめんどくさい・・・などがあります。
毎回、チョークバックをつけようね、
チョークアップするといいよと言っていますが、
子供達は右から左だし、
私もそこまでチョークバックをつけようと強要するわけではありません。
しかし、先日、あるルートにトライしていた子が
自分からロープバックを腰につけて準備していました。
そのルートは、その子にとってはちょっと難しいルートで、
「あそこ(ルートの核心)でチョークをつけるんだ」と
登る前に自分で確認して、気合を入れて、登りはじめました。
そのルートの核心に入る前に、
落ち着いてチョークアップとシェイク(手を休ませる役目があります。)をして、
そして核心を登り切ってゴールできました。
下に降りてくると、
「チョーク最高!!!」と声、高々に言ってくれました。
完登できてうれしかったようで、
「チョークの威力が発揮されたね」と言うと、
「チョーク、すごくいい!」と言っていました。
「違いがわかる男になったね」というと、
ニヤっと笑ってくれました。
特別なチョークにしたわけでなく、いつもと同じチョークでしたが、
課題にチャレンジするのに、チョークが役立つ!と
その子の中で言葉と体感がつながった瞬間なのでしょう。
いつも、登っている時に「チョークつけて」とか、
「シェイクしてみよう」と声かけするのですが、
聞いているのか、聞こえていない(必死すぎ?)のか・・・
どうやったら、チョークアップのいい方法を伝えられるか思案していました。
今までさんざん「チョークアップしよう!」と言っても響かなかったけど、
きっと、自分で経験したことによって、
チョークアップがいい!と理解したと思います。
これまでの、「チョークつけて」の言葉がけが報われた瞬間でもありました。
伝わっていないな・・・と思っていたけれど、
大事だなと思うことは、ずっと伝えていくのが大切なんだなと思いました。
体感してくれるまでじっくり待つ!
待つことができなくていつもヤキモチするのですが、
「時がくれば理解する」ってぐらいおおらかな気持ちで過ごしたいなと思いました。
・・・
って、ムリ―!!!
何回いったらわかるんやー!
キィッーーー!!!!!
って気持ち、親業をやっている人は理解してくれると思う・・・
Written By 吉谷 加奈子