お知らせ SORANI 運動会
2020年1月16日Rainbow Jr. 通信24 習い事を選ぶ
2020年1月21日クライミングにはボルダーとリード(ロープ)クライミングの2種類あります。
僕たち夫婦は子供が生まれるまではロープクライミングをメインにクライミングをしていました。
関西に住んでいたころはロープクライミングで有名な岡山の備中や愛知県の鳳来によく行っていました。
表紙の写真は備中にある「燃えない岡山県民」(5.12d)というルートの写真です。
その後、長野県に引っ越しをしてからは小川山や瑞牆のロープのルートを登っていました。
外の岩場ではロープばかり登っていましたが、ジムではほとんどロープを使ったクライミングをしませんでした。
大阪に住んでいた時はロープクライミングができるジムに通っていたけど、ロープクライミングをすることはほとんどありませんでした。
それには理由があって、そのジムにはナガモノがいっぱいあったのです。
ナガモノとはロープを使わずに登る手数の長いルートのことです。
違いはロープを使うか使わないかです。
ロープクライミングをする際は、登る人以外に、ビレーヤー(登る人をロープで確保する人)が必要になってきます。
またロープクライミングは登りながらロープを使って安全を確保するため、まずロープを扱うのに慣れる必要があります。
ロープクライミングではロープを扱う技術、持久力、無駄な力を使わない効率的な登り、危険を察知する判断力など総合力が要求されます。
しかしロープクライミングを始めたころはロープを扱う技術と危険を察知する判断力が未熟なため、
無駄な力を使わない効率的な登りを練習するまでには至りません。
人は怖さを感じると力が入ってしまい、体が硬直してしまいます。
ボルダーなどで筋力をつけている人はなおさら、力が入ってしまします。
その点ナガモノはジムで、一人で手数の多いルートを登ることできます。
ナガモノをいっぱい登ることで、無駄な力を使わない効率的な登りを練習でき、
ロープクライミングに役に立てることができました。
ナガモノはボルダーの手数が多いものですが、やっている内容は大きく違います。
手数の少ないボルダーが短距離走なら、手数の多いナガモノは長距離走のようなものです。
ボルダーが1手1手全力で登るのに対して、長物は1手1手できる限り少ない力で登らないといけません。
そのために、無駄な力を使わない効率的な登りが必要になります。
腕以外の体全体の力を使って登ったり、力を使わないバランスを意識して登ることで、
無駄な力を使わない効率的な登りが身についてきます。
これからの体の使い方はボルダリングにも有効的でさらなるレベルアップを達成できます。
参考に動画をどうぞ!
一周して逆走しましたが、途中で落ちてしましました。
ソラニはロープで登る壁がないので手数の多いナガモノを作っています。
ナガモノをやる事で持久力もアップするし、キレイでしなやかな登りも身に付きます。
ナガモノで無駄な力を使わない効率的な登りを手に入れてみませんか?
Written By 吉谷 知将