Rainbow Jr. 通信 128 リードレッスン@伊那
2022年8月4日Rainbow Jr. 通信 130 ハイキング&ボルダリング
2022年8月9日7月17日(日)に長野県小中学生ボルダリングコンペ第4戦がソラニで開催されました。
小学生のカテゴリーが34人、
中学生のカテゴリーが14人と
たくさんの人が参加してくれました。
16日(土)を臨時休業とし、
セッターの波田悠貴君をお迎えし、
私と2人で課題を作成しました。
波田君は若いですが、
選手としての経験も豊富で、
現在セッターとしても各地のジムだけでなく、
公式戦も数多くセットされています。
今回波田君にはホールドチェンジするエリアをすべてお任せしました。
コンペらしい課題を作ってもらいました。
また最難課題である8番は全国を意識したグレード感でお願いしました。
小学生のカテゴリーから振り返りたいと思います。
まずは課題とグレードと内容について。
1番 スラブ(80°) 5級 スローパーを使ったバランスが必要な課題でした。ノーハンドで足で立ち上がれるかがポイントでした。
2番 100° 6級 ベーシックな内容で、カウンターバランスやひねり、ガストンからの距離だしが試される内容でした。
3番 115° 5級 少し持ちにくいホールドをバランスよく登る課題でした。
4番 ルーフ 4級 前半のルーフはパワーが必要で、後半の緩傾斜は保持力と持久力が試されました。
5番 110° 3級 スタートホールドが持ちにくく、良いポジションになることがコツでした。ゴール取りのランジで落ちる人が多かったです。
6番 85/100° 3級 スタートから1手目は走るコーディネーション。ゴールはバランシーな体勢からのランジ。
7番 140° 2級 キューブのハリボテを使ったコンプレッション(挟み込み)&コンプレックス(複雑)な課題でした。
8番 140° 1級 フィジカル要素の高い課題で全国を意識した課題でした。
今まで1番は楽勝な感じだったと思いますが、
今回は1番から気の抜けない感じだったと思います。
結果的には1番より2番のほうが登りやすかったみたいです。
番号が少ない課題で思った以上にトライをして、
ペースを乱した人もいたように思います。
今までは4レーンで常に順番待ちが多かったことで、
トライ数が少なかったようです。
今回は8レーンあることでトライ数が増えると考え、
少し難しめに課題を作りました。
結果的には一部の課題は順番待ちが長くなり、
それが時間とともに、順番が多い課題が変わっていったように思います。
どこに並ぶかも考えなければなりませんでした。
少し難しく課題をセットしたことで上位層の完登率が下がってしましました。
5番と6番はどちらも3級でしたが、
ランジやコーディネーションなどリスクの高い内容で、
コンペらしい課題でした。
いつもより登れなかったと落ち込む人もいましたが、
みんな頑張ってトライしていたと思います。
登れなかった原因を考えて次に生かすことで成長できると思います。
これからもがんばってください。
次は中学生です。
課題とグレードと内容について。
1番 140° 5級 ベーシックな内容で全員完登しました。
2番 110° 4級 体が回転しないようにバランスを取りながら登る課題でした。
3番 85° 4級 緩傾斜でのバランスが必要な課題でした。
4番 ルーフ 3級 フィジカル要素の高い課題でした。
5番 115° 2級 フィジカル&コンプレックスな内容で少し難しかったようで完登者がいませんでした。
6番 125° 2級 コーディネーション&ランジ課題。前半のコーディネーションは突破しても、後半のランジが難しかったです。
7番 85/100 1級 バランシーな課題。 ゴール取りの立ち上がる動きがかなり難しかったです。
8番 140° 1級 ランジ2発のダイナミック課題。1回目のランジで最初振られて落ちる人が多かったですが、
ムーブを工夫して突破できるようになっていました。
中学生も課題を少し難しく設定しすぎたようでした。
特に5番から8番が各課題にいろんな要素を詰め込んが結果、
得意な課題はよいところまで行けるけど、
完登までたどり着けない人が多かったです。
それでも、工夫しながらムーブを修正している姿はさすが中学生といった感じでした。
上位陣は高難度の課題に対して苦手をなくすことが今後の成長につながると感じました。
その他の人も一つでも多くの課題が登れるようにレベルアップしていくことが大切だと思います。
頑張ってください。
セッターとして参加してくれた波田悠貴君ありがとう。
コンペの段取りやジャッジ、集計&リザルトを担当してくれた
SCCのみなさんありがとうございました。
またジャッジとしてお手伝いしてくれたケンタ君とグッチありがとう!
そして遠いところ来ていただいた選手のみなさんと付き添いいただいた保護者の皆さんありがとうございました。
ソラニのスクール生もよく頑張りました。
保護者の皆さんもいつも送迎していただきありがとうございます。
今後もソラニでは講習会などキッズのイベントを行っていきます。
これからもよろしくお願いします。
Written By 吉谷知将