Rainbow Jr. 通信 93 外岩ロープクライミング 佐久志賀
2021年9月25日ザッキカナ エネルギーをむけるところ
2021年9月28日第2回ミーツでは垂壁でバランスを取る方法を練習しました。
第1回ではフットワークの練習と80°でのバランスのとり方を練習しました。
フットワークは角度が変わってもやり方はあまり変わりませんが、
バランスを取る方法は角度が変わると変化します。
何が違うかというと80°では両手を離せるけど、
90°より斜めの壁では両手を放すことが出来ないということです。
両手を離せれば、足でバランスよく立てば落ちずに済みます。
しかし90°より斜めの壁では両手を離すことが出来ないので、
必ず片手はホールドを持ってなければなりません。
その時の手と足の位置が大切で、
その位置でバランスを保ちます。
まずは3点支持(手足4つのうち3つでバランスを取る方法)でバランスを取る方法を練習しました。
練習方法はカニトラバースです。
カニトラバースとは手も足もクラス(交差)せずに横移動する練習です。
横移動するときによくあるのが、
手だけ先につかみに行こうとしたり、
足だけ先に行こうとしたりします。
手と足が頭の両側にあることを意識しながら登ると良いです。
やってみるとみなさん上手にバランス良く登れました。
しかし姿勢が高い位置のため腕が曲がり余分な力を使っていました。
そこで膝を曲げて姿勢を下げ腕を伸ばして登ってみると、
よりスムーズに登ることができました。
2点支持(手足4つのうち手1つ、足1つでバランスを取る方法)で登る練習をしました。
この時に大切なのがカウンターバランスという方法です。
カウンターバランスとは右手左足、左足右手と手と足が左右逆にして体の対角線でバランスを取る方法です。
↑ 左手右足でのカウンターバランス ↑ 右手左足でのカウンターバランス
人は自然とバランスを取る時に対角線を使っています。
例えば歩くときに手と足が逆に動くのもそうです。
とはいえこれがやってみると難しいのです。
右手をつかみに行くときは右足でバランスを取りますが、
これがかえって混乱を招きます。
↑ 左手でホールドをつかんでいる時は右足でバランスを取り、右手で次のホールドをつかみに行くのですが、
左手をつかみに行くときはどっちの足だっけ?となります。
最初はとにかく練習が必要です。
何度も繰り返しやる事で体が覚えて自然と出来るようになります。
上級者きれいに登っている姿を見てすごいな~と思うかもしれませんが、
実はカウンターバランスと次のひねりをマスターするときれいに登ってると見えるのです。
この2つを覚えれば、6級や5級が登れるようになります。
講習終了後もみなさん練習していました。
頑張ってください。
次回は2点支持の発展練習クロストラバースをやります。
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