Rainbow Jr. 通信 92 外岩ボルダリング 初級
2021年9月23日第2回 ミーツ 垂壁でのバランス
2021年9月25日9月23日の秋分の日に外岩ロープクライミングに行ってきました。
場所はSORANIから車で15分くらいのところにある佐久志賀の岩場です。
近くにすぐに行ける岩場があるって恵まれていますよね。
参加者は3人でした。
T君とKちゃんはジムでは12台も登っているけど、外岩ロープの経験はほとんどなしで、
H君はリードは出来るけどまだロープクライミングに慣れていな感じです。
9時にSORANIに集合し岩場へ移動。
駐車場には既に何台かの車がありました。
一本杉というエリアに着くと登りたいと思っていたルートには既に人が登っていたので、
日なたエリアへ移動しました。
日なたエリアも登っている人がいたので、たそがれエリアへ移動。
ここはまだ誰もいなかったので、道しるべ(5.10a)でアップしました。
まずは全員トップロープでトライしました。
ジムとは違いホールドがどこにあるのか分かりずらかったりしましたが、
全員問題なく完登。
次にリードに挑戦です。
リードになると落ちる怖さがあるので、力が入りすぎて疲れたりします。
トップロープでは問題なく登れても、リードでは落ちたくないので思い切った動きが出来なくなります。
リードに慣れているT君とKちゃんは悩みながらも見事レッドポイント(リードで落ちずに登れたことを示す)しました。
H君はトップロープの時には問題なかったところで不意に落ちてしまいました。
しかし、不意落ちしたことで吹っ切れたのか、その後は安定して登り切りました。
次来た時は問題なくレッドポイント出来るでしょう。
次は登竜門(5.11a)に挑戦してみること。
比較的登りやすいイレブンと思ったのですが、
子供たちにとっては思った以上に手ごわかったみたいです。
その上、岩の割れ目から虫が出てきたりと別の問題も発生。
T君だけ終了点まで到着。
KちゃんとH君は途中で降りてきました。
久しぶりに登ってみるとホールドが意外に遠かったり、
ホールドを効かせるポジションに移動するのが外岩独特だったのかもしれないなと思いました。
みんな11台を登れる実力はあると思うのですが、
それを外岩ロープで発揮することの難しさも感じました。
昼食後、イーグル(5.10c)にチャレンジ。
初めて登ってみましたが、これは比較的登りやすいと感じました。
まずは3人ともトップロープでトライ。
3人とも問題なく完登。
続いてリードでも挑戦。
Kちゃんはスムーズにレッドポイント。
H君も粘ってレッドポイント。
しかしT君は力が入りすぎて途中で力尽きてしまいました。
怖さもあって力みすぎたみたいです。
もう少し慣れれば、外岩でも脱力して登れるようになると思います。
次は近くにあったジャンプブルース(5.10b)にトライ。
初めて登ったのですが、すごく難しく感じました。
持ちにくいホールドでバランスを取って登って行くのですが、
子供たちも苦戦。
外岩独特のバランスが要求されるルートでした。
T君とKちゃんは上まで行きましたが、H君は途中で降りてきました。
みんな、リードはしたくないということで、別の課題へ移動。
15時を過ぎたので、最後に一本杉にある西遊記(5.10c)にトライ。
T君とH君はトップロープでトライ。
2人とも落ちず登ることができました。
最後にKちゃんがオンサイトトライ。
出だし核心のルートですが、
粘って核心を突破し、その後は安定し登ることができました。
5.10cのオンサイト成功!
ジムに比べればグレードは低いかもしれませんが、
とても良く頑張ったと思います。
あらためてジムと外岩でのロープの違いを感じました。
外岩でのロープだと恐怖心が大きくなり、
ジムで登っている実力を出し切るのが難しいことと、
ジムに比べると高さがあったり、威圧感を感じたりします。
みんな、ジムでのロープクライミングでも恐怖心があったのを
最近ようやく克服できるようになったので、
外岩のロープでも少しずつ慣らして克服できるようにして行けば良いのでしょう。
外岩のロープの魅力は登れた時の達成感です。
長くて高いルートを登り切って見える景色は格別です。
子供たちにもそんな経験をしてほしいと思っています。
また外岩ロープに慣れれば、ジムでのロープクライミングで恐怖心を感じることは少なくなるでしょう。
そうすれば、ボルダーの力をロープに発揮できると思います。
せっかく近くに岩場のある環境を生かして、
今後も外岩ロープクライミングに行きたいと思います。
Written By 吉谷 知将