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Rainbow Jr. 通信 69 キッズミニコンペ ナガモノ編

3月28日(日)にキッズミニコンペを開催しました。

今年度最後のコンペは1月に続きナガモノトラバースで行いました。

 

オンサイトの2本勝負。

1本目と2本目の順位をかけた数字の低い方から上位としました。

1年生から4年生は2本とも足自由、

5年生から中学生は2本とも足限定です。

表彰は1・2年、3・4年、5・6年、中学の各カテゴリの1位です。

 

1本目はイーストウォールの左端から90°まで手数約30手。

2本目はウエストウォールの奥125°からルーフの上まで手数役35手。

 

1本目は傾斜が比較的緩いということでみんなゴール付近まで登ることができました。

85°のムーブがジワジワ登る感じだったのですが、

疲れたところで焦らず慎重に登った人がゴールできていました。

上位陣は完登し、さすがだなと思いました。

 

2本目は傾斜が強くボルダームーブが続くところで、

いかにムーブを事前に読み切れていたかが勝負の割れ目でした。

また、後半部分で体幹がヨレて足が切れる人もいました。

疲れてきた時ほど腕の力を補うためにお腹から下半身に力を入れなければなりません。

何度もトライしているルートでは自然と出来るようになっていますが、

オンサイトでは腕への意識が強くなりがちなので、

足が切れてしまったりします。

そのため普段から足を切らない意識を持って登る必要があります。

そんななかただ一人完登し優勝したYさんはお見事!

リザルト

 

さて今回のミニコンペを見て改めて感じたことがありました。

それは良いところと悪いところは表裏一体であるということです。

例えば、ある子が強引なムーブでその子の実力ではもっと先にいける前に落ちてしまいました。

普段から思い切った動きが特徴でボルダーの時は良い方向に向かうことが多いのですが、

オンサイトのナガモノでは裏目に出てしまいました。

また別の子は普段から丁寧に登るのが特徴で今回のナガモノでも安定して登れていました。

しかし、ボルダームーブが出てきた時に思い切った動きが出来ずに落ちてしましました。

 

子供たちひとりひとり、特徴が違います。

お互いに良いところを学びあえるよう、

普段のレッスンから指導していきたいと思っています。

 

ナガモノのオンサイトは1発勝負です。

ムーブを間違えて落ちてしまうとそこで終わりです。

かといって慎重に行き過ぎて思い切った動きが出来なくてもそれで終わりです。

ナガモノは持久力だけあれば良いのではありません。

ムーブを考える力も必要だし、

途中で休むレスト技術も必要です。

思い切った動きが必要な時もあれば、

慎重に登らなければならないときもあります。

状況に応じて瞬時に色々なことを判断しなければなりません。

新年度もナガモノの総合的な能力をアップできるように

練習していきたいと思います。

 

ナガモノのミニコンペはいつも人数が少ないのですが、

今回は4月にリードのコンペがあるためか、

松本方面からも多くの人に参加していただきました。

ありがとうございました。

 

ナガモノのコンペは地味で参加しにくいかもしれませんが、

SORANIでは今後も定期的に開催予定です。

学ぶところがたくさんあるのがナガモノのミニコンペです。

今後もみなさんの参加をお待ちしております。

 

Written By 吉谷 知将

 

 

 

SORANI GMK
SORANI GMK
Climbiing Gym SORANIでジェネラルマネジャーをしています。 ジムでお待ちしています!

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