オーナーの独り言
2021年8月24日ミーツ(大人のためのレッスン)第5期 始まります!
2021年8月27日2021年8月22日の日曜日の午前中にキッズミニコンペを開催しました。
今回はナガモノトラバースでした。
今回の参加者は14人でSORANIのスクール生のみの参加でした。
中学生が2人、5年生6人、4年生1人、3年生1人、2年生2人、1年生2人でした。
課題は2本、足自由でアスリートクラスとユニバーサルクラスはオンサイトで行い、
エレメンタリークラスの4人はユニバーサルクラスの3人の登りを見てから登りました。
1本目はイーストウォールです。
115度から左にトラバースしたのち直上。
そこから右へとトラバース。
110度まで来るとクラムダウンの後再び右へとトラバース。
100°を経て85°までトラバースし85度を登って最後は左へとトラバースしゴール。
ホールド数は30個でした。
最初は比較的登りやすく1年生の2人も頑張って登りました。
最初の核心は黄色のボリュームホールド。
持ったことない子には厳しかったかもしれませんね。
その後はここまで来た子にとっては問題なく、
110°のクライムダウンまで来れました。
第2の核心はクライムダウン後のムーブの読みでした。
ムーブは3通りあり、どれかのムーブを選択できたかがカギでした。
この辺りで半数近くの人が落ちました。
3つ目の核心は100°の3つのスローパーが連続するところです。
一つ目のスローパーは比較的持ちやすいけど、
2つ目のスローパーはすごく持ちにくいので、
すぐ下にあるカチをどのように使うかがカギでした。
ここを突破した二人は85°のバランシーなムーブもこなし見事完登しました。
2本目はウエストウォールです。
一番奥から手前まで全てを登るロングルート。
ホールド数は53。
傾斜もあるので持久力が試されるルートでした。
こちらのルートも始めは比較的登りやすく、
125°に入った所から少しづつ難しくなります。
一つ目の核心は125°から140°右にいくところで、
ハリボテに付いた少し持ちにくいホールドで距離を出してガバを取りに行くところです。
思い切った動きが必要で、ホールドも持ちにくいのでスムーズに登る必要がありました。
ここで4人が落ちてしまいました。
2つ目の核心は3手先の持ちにくい右手から左手を出すところ。
ここまでで結構疲れているので、力が残っていたかどうかが試されました。
ここで2人が落ちました。
そこからクライムダウンをして黄色ボリュームホールドまで降りてきます。
第3の核心はここで。
黄色ボリュームホールドをどのように使うかがカギでした。
子供なら下のハリボテに座れるのですが、
向きが反対になってしまうと出てこれなくなってしまいます。
ここで残りの4人が落ちてしましました。
ムーブが少し複雑だったかもしれませんが、
中学生のT君は余力もあったので慎重に行っていればもっと先まで行けたと思います。
終了後は振り返りを行いました。
自分が落ちた原因は何だったのかを考えました。
ナガモノは持久力だけが試されているわけではありません。
ナガモノを足自由の課題にしているのは、
きれいで丁寧な登りを心がけてほしいと思っているからです。
ナガモノのコンペは総合力が試されます。
持久力はもちろんのこと、ムーブを読む力も必要です。
ナガモノは、1回しかトライできないので、事前に何通りもムーブを考えておき、
瞬時に最適なムーブを選ぶ判断力も必要です。
難しいルートならムーブ力(ボルダー力)も必要です。
疲れてきても手を出す精神力も必要です。
色々な力が要求されるからこそ、
子供たちにとっては成長の場となります。
自分の登りをふりかえり、
力が残っていなかったのなら、無駄な力を使っていないかを考えます。
ムーブを間違えたならムーブを読む力を養わなければなりません。
しかし意外にうっかりミスが多かったりします。
ホールドを見落としたり、足の位置を間違えていたり。
強引に取りに行こうとしたり。
落ちた原因が分かれば次に生かすことができます。
これからも定期的にナガモノのコンペを行っていきたいと思います。
次回のミニコンペは9月19日(日)セッション方式で行う予定です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
Written By 吉谷 知将