長野県小学生ボルダリングコンペ シリーズ戦 第2戦 Climbing Gym SORANI リザルト&写真
2021年8月1日Rainbow Jr. 通信 84 エレメンタリークラス お楽しみレッスン
2021年8月11日8月1日(日)に長野県小学生ボルダリングコンペ 第2戦がSORANIで開催されました。
カテゴリーA(3,4年)は16人
カテゴリーB(5,6年)は22人
が参加してくれました。
課題は全12課題で両カテゴリーの共通課題が8課題でした。
競技はカテゴリーA(3・4年生)から始めました。
グレードは3級から6級で作りました。
全完登者が2人いましたが、全体的に難しかったようです。
その中でもみんな最後まであきらめることなくトライしてくれました。
ラストトライで登れた瞬間は会場も大盛り上がりでした。
続いてカテゴリーB(5・6年生)の競技を開始しました。
グレードは2級から6級でした。
SORANIは強傾斜の壁が多くそれだけでも体力が必要な上に、
登りごたえのある課題が多めだったのでさらに持久力が試されたように思います。
そんな中4人の全完登者がいたのはセッターとしては驚き反面、成長を感じれて嬉しさもありました。
粘り強くトライできたかどうかが勝敗の分かれ目だったように思います。
コンペで大事なのはコンペが終わってしっかりと振り返りが出来ているかどうかだと思います。
全完登してやったー!
全然登れなくて悔しいー!
それだけで終わせないようにしてほしいと思っています。
コンペは学校の実力テストと同じようなものです。
自分の実力を知る良い機会です。
登れなかった課題は今の自分に足りないところを教えてくれます。
スクールでは日頃から苦手は伸びしろだと言っています。
どうやったら苦手な課題を攻略できるか考え、
練習に取り組むことでもっともっとクライミングが上手くなります。
コンペが今後の成長のきっかけになればと思います。
課題についてグレードと詳細をまとめました。
コンペのふりかえりに役立ててみてください。
A | B | グレード | 壁 | 内容 |
① | 6級 | 80° | 80°の傾斜で小さなホールドにノーハンドで立てるかどうかが試される課題です。 | |
① | 5級 | 80° | 前半はバランスが必要で後半は滑りやすいホールドに立つ課題です。 | |
② | 6級 | 90° | ゴール1つ前のホールドでマントルを返えせるかどうかがポイントです。 | |
③ | ② | 4級 | 85° | 前半はハリボテをバランスよく使って登り、ゴールはハリボテに立ち上がれるかがポイントです。 |
④ | ③ | 5級 | 100°右 | バランスの悪い動きをどのように登るかがポイントです。 |
⑤ | ④ | 6級 | 100°左 | カウンターバランスやクロスなど基本的な動きが必要です。 |
⑤ | 3級 | 110° | 保持系の真向勝負課題。難しい動きはないのでバランスよく思い切って登ることが大事。 | |
⑥ | ⑥ | 4級 | 115° | ハリボテを上手く使って登る課題。登り方は色々あるので、自分に合った行き方を考えれるかがポイントでした。 |
⑦ | ⑦ | 5級 | 85/110° | スタートからの1手目の距離出しが難しかったようです。後半はカンテを上手く使て滑りやすい足にしっかり立てばゴールはすぐそこです。 |
⑧ | 3級 | 125° | 大きな黄色ホールドをどう使うかがポイントで1手目の赤玉ホールドに足をかけると登りやすいです。 | |
⑧ | 6級 | 125° | カウンターバランスで登る課題です。 | |
⑨ | 5級 | 140°右 | 140°の強傾斜課題。ハンドホールドはガバですが、スタンスがハリボテなので、しっかりとハリボテを押しながら立てるかがポイントでした。 | |
⑨ | 2級 | 140° | 強傾斜のパワフル課題。抱え込む力が必要です。ゴール落ちが多く、1/4ホールドの持ち方がポイントです。角をラップすると良いです。 | |
⑩ | ⑩ | 3級 | 140°左 | ホールドの間隔は近く、ムーブも難しくないので保持力が試された課題です。 |
⑪ | ⑪ | 5級 | バルジ | スタートからの1手目が遠い課題です。大きい人はしっかりと膝を折りたたむ必要があり、小さい人は足で伸び上がる必要がありました。 |
⑫ | ⑫ | 4級 | ルーフ | 大きなホールドを抱えていく課題です。大きな人が有利でしたが、小さい人でもマッチしたりして工夫して登っていました。 |
ふりかえりを行うことで、
全完登した人もトライ数を減らせたな~とか
時間配分はもっと改善できたな~
オブザベしたのと実際登ったら全然違ったな~
いろいろな感想がでてくると思います。
思うような結果を残せなかった人も
自分の結果について考えてみましょう。
ムーブはあってたのかどうか。
体力は残っていたのかどうか。
苦手だと思ってあまりトライしなかったとか。
今の自分を見つめてみましょう。
普段から自分の感じているようなことがコンペの結果として表れていませんか?
何か気づくことがあれば、今回のコンペは意味のあるものになるでしょう。
コンペにでたことで色々な経験をすることができました。
それを次に生かしてもらいたいと思います。
コンペに出場してくれたみんなが、
次にどんな成長をしているか、楽しみにしています。
Written By Climbing Gym SORANI 吉谷 知将