4月スケジュール
2021年3月11日今週の動画配信
2021年3月19日3月14日(日)にスクールの発表会を行いました。
参加者はアスリートクラスとユニバーサルクラスの13人でした。
まずは発表のために、1年のふりかえりを「ふりかえりノート」を見て書き出してもらいました。
ふりかえり項目は下記です。
※4月にトライしていたルート
※現在登れるルート
※頑張ったこと
※頑張れなかったこと
※得意だと思うこと
※不得意だと思うこと
※来年度の目標
ふりかりの項目だけを見れば簡単に聞こえますが、
実際に子供達にふりかえってもらうと、
サクサクふりかえっているかというと、
現実はなかなかそううまく行きません。
レッスンのミーティング時に
今年度のふりかえりノートを新しいファイルに移し、
上記の質問が書かれた「年間のふりかえり」を書いてくるように説明しました。
次回の提出日までに「年間のふりかえり」を提出した人は半数でした。
発表会は年間のふりかえりを発表する場なので、
発表会の参加者一人一人と話し合いながら発表する原稿を作ることにしました。
一人一人確認してみると、
「年間のふりかり」をまったくしていない人や
過去のふりかえりノートを捨てたやどっかに行ってしまった人もいました。
普段、自分のレッスンを振り返ることの大切さを話してきたのですが、
ふりかえりノートの意味や発表会の目的などを
子供達が理解できるように説明していなかったんだなと反省しました。
それでも子供たちの話を聞きくと、
どんなことを考えながらクライミングに取り組んでいるのかがよく分かりました。
頑張ったことは覚えているけど、頑張れなかったことがでてこない子もいました。
良く考えると当然かもしれません。
子供たち自身は十分頑張っていると思っているのです。
頑張れなかったこととは大人(指導者)がみて
もっと頑張ってほしいと思っていることだと気づきました。
ここを改善していけば、もっと伸びると指導側は考えがちですが、
自分を客観的にとらえられるようになるには、
個々の思考プロセスの成長を加味する必要があります。
子供たちの目線で考えると、まずは目標を立て、
そのために何をするべきかを考え
そして小さい目標からでよいので、
達成できた喜びを感じてもらうことが大切だなと思いました。
目標達成後、次の目標を決める時、
その時点で自分には何が必要かを考え、
自分で頑張りたいと思えるようになることで、
より一層努力することが出来るのだと思いました。
子供達は対話するとしっかりとふりかえることができ、
言語化するのは難しいけれど、
ふりかえりをする素地はできているなと感じました。
子供達が発表できるように原稿を仕上げ、
みんなそれぞれしっかりと発表することができました。
目標を自分で決めて、
練習を頑張ろうという意欲は十分です。
来年度の目標を達成できるように頑張っていってほしいと思います。
発表の後は「ガンバタイム」です。
「ガンバタイム」は自分でこれ!と思うルートを登ってもうら時間です。
1人1本4分間でトライします。
自分が頑張ってトライしてきたルートを登る人もいれば、
何度も練習して安定して登れるようになったルートを選ぶ人、
1度登れたけどまだ安定していないルートにチャレンジする人や
まだ登れていないルートに果敢に挑戦する人もいました。
ガンバタイムでは一人一人集中したトライが出来たと思います。
この1年間で子供達はとても成長しました。
一生懸命登ってきた成果だと思います。
クライミングを続けていけば、
調子が良い時もあれば悪い時もあります。
子供たちにはあきらめずに登り続ければ必ず登れるようになると言い続けてきましたが、
それを実践できるようになってきたと感じます。
今後一層成長していく子供たちをサポートできるように私も頑張りたいと思いました。
最後に保護者のみなさんにはいつも送り迎えや行事の時の付き添いなど、
ご協力いただき感謝しています。
保護者のみなさんのサポートがあるからこそ子供たちも成長していけます。
子供達の成長を一緒に喜びあう仲間として、
今後もよろしくお願いします。
Written By 吉谷 知将