ザッキカナ 人のふりみて春
2020年4月3日お知らせ 5月6日までのジムご利用についてのご案内
2020年4月9日とうとう7都道府県に緊急事態宣言がだされました。
学校では当然の休校から1ヵ月で、新学期の休校延期。
通常であれば4月は気持ちを新たにスタートとなりますが、
この春はどう気持ちをもっていったらいいの・・・と悩みスタートの春となりました。
SORANI(というか自分自身)で何ができるか・・・
今は静かに子供達を見守り続けることかな~というところです。
コロナウィルスで社会情勢が変化していくなかで、
子供達はどんな様子で過ごしていますか?
子供達を見守る人は、自分自身が元気ですか?
体にウ〇コがたまると苦しいですよね。
心のウ〇コもだしましょう!
心が痛いよ~という方は上手に外に排出しましょう!
体のウ〇コはトイレにだしますよね。
心のウ〇コも出していい所にだしましょうね!
心のウ〇コだしたい人はご連絡を!!!
SORANIはクライミングでつながる子供達と家族のトイレです。
ウ〇コ、ウ〇コ連発してますが、トイレってすごいかも!
話がトイレで流れないように、スクールの話でした・・・
SORANIでは、新年度のスタートをむかえるため、
3月に個人面談をして1年を締めくくります。
今年度はアスリートクラス、ユニバーサルクラスと
クラスの特徴も異なるレッスンが開始されるため、
各個人の希望などを再確認するために面談を行いました。
個人面談は過去の実施から、
子供達には自由に気持ちを伝えられる場にしようと心がけています。
過去の面談の記事は下記です。
面談の聞き取りでうれしかったことは、
子供達自身がこの1年のふりかえりに自分が成長したことを話してくれたことです。
○○が登れるようになったとか、
○○を頑張ったので、それが一番の思い出など、
子供達自身が自分が成長していることをうれしく思っているんだなと思いました。
それと同時に子供達自身が頑張らねばいけないことも、
しっかりと自覚しているんだなということです。
子供達が伝えてくれることの中で一番多かったのが、
「苦手な課題の練習をする」でした。
技術指導の吉谷知将は、「やらなければうまくならない」がモットーです。
その中のひとつは「苦手な課題を練習しなければうまくならない」です。
苦手なことをするのが嫌いな私(吉谷加奈子)にとって、
長年その言葉を聞くのは苦痛だったのですが、
スーパー先生(と吉谷知将は子供達に呼ばれている)にとって、その言葉は意地悪でも何でもなく、
ただ「苦手なものができるようになったら、登れるものが多くなる」という事実だけなのです!
それを理解するのに10年以上かかった私が子供達に伝えないでどうする!?ってわけで、
SORANIでは、「苦手なもの(できないもの)は伸びしろ!」とリフレーミングして、
これはSORANIでレッスンしていく中で、みんなに定着しているんだなと思いました。
嫌いなことをやるのに(苦手な課題の練習)やらされるのは苦痛ですが、
これを克服したいという気持ちで子供達が取り組んでくれることが
たいへんうれしい1年の締めくくりの面談となりました。
とは言っても、「やる気満々!!!」と苦手なものを子供達が意気揚々とトライしているなんて、
テレビドラマのような展開ではないのが現実なので、
そのあたりはご理解いただければと思います。(笑)
少なくとも、苦手を練習すればもっと登れる!と思って練習はしてくれています。
アスリートクラスのメンバーは年間計画も予定されており(計画が通常通りになるか今年は不明ですが)
コンペにむけて自分が何をするべきか明確なため、
比較的、子供達も目標となるものを立てやすいなと思いました。
中学生になると、体作りも大切な要素だと理解し、
自分で少しづつ取り組もうとしているという話も聞けました。
レッスンをしている中で、少しずつ意識してくれるようになったようです。
小学校までは、目に見えて結果がでない体作りなどは自ら取り組むのは難しいですが、
成長とともに理解してくれることが増えるんだろうなと感じています。
今年、初めて新年度よりユニバーサルクラスになる子供達への面談も実施しました。
そして、面談より感じたことは、「クライミングが楽しい!」ということです。
ユニバーサルクラスは特に目標などを設けず、
自分のペースでクライミングを楽しむためのクラスですが、
あれが登れるようになりたいな~と取り組んでいるだけで、
十分、子供達本人は楽しんでいるんだなと思いました。
つい、レッスンであれもこれもやらなければと思いがちですが、
クライミングを楽しむのに、自分で好きなようにやるというのもありなんだなと思いました。
特に高校生は、大人の人が趣味でクライミングをやっているように、
自分のペースで楽しみたいんだなということがわかりました。
習い事としてレッスンを受けていると、
保護者の方からみると、コンペなどでガッツリ頑張る周りの子と比較して、
もう少し頑張ってよ!などと思うかなと想像するのですが、
本当は、「○○登りたい」と、それだけで楽しんでレッスンするのもありなんだなと
再認識させられた面談でした。
面談で私自身は、やはり子供達の声を聴くことが大切だなと感じました。
そして大きくなればなるほど、声を聴く機会を設ける必要があると思いました。
中学生ぐらいからは、言われたことは黙って取り組みますが、
子供達が何を考えて、どんなふうに取り組んでいるのか心のうちは見えません。
指導側からはやる気でやっているのか、やらされているのかぐらいの判断しかできませんが、
どう思っているのか知るのが重要だなと思いました。
小さいうちは自分から話してくれますが、
大きくなると自分から話しかけてくる子はまれです。
でも、考えを聴かせてもらい、子供達自身の満足のためにも、
自ら発してくれる場を大切にしようと思いました。
子供達の面談については、保護者の方が希望すれば、保護者の方とも面談しました。
子供達の様子を伝えると、
そんなふうに思っているんだねという声が聞かれたり、
子供達の様子から保護者の方からアドバイスいただいたり、
これからレッスンをすすめるうえでもプラスになる情報をたくさんいただけました。
保護者の方からいただいた貴重なお話とお時間も、
今後のレッスンに還元できるようにと思っています。
新クラスは静かにスタートしています。
コロナウィルスであれできない、これできないなんて毎日のようにニュースが流れていますが、
今できることを、楽しんで元気にやる、
今日の一日が明日の明るい未来への一歩になりますように。
吉谷加奈子はスクールのみんなのトイレになって頑張りますよ~!
ってやっぱ「トイレ先生!」いややなぁ・・・
でもトイレってすごいよね!
みんなのトイレやけど、「トイレ先生」って呼ばないでもらおう・・・
Written By 吉谷 加奈子