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オーナーの独り言 長野県クライミング選手権 感想編

4月14日(日)に長野県クライミング選手権がちゃんめろウォール(小谷村)で行われました。

ソラニから7人が参加し、そのうち3人がスクール生です。

今年、私はセッターとして参加していないので、当日見学に行きました。

 

去年はカテゴリーがM1、M2、M3と3つありセット日も3日あったので

セッター3人のうちの一人として、

私も参加させていただきました。

今年はカテゴリーがM1、M2の2つでしかもセット日が2日しかないので、

セットに慣れたセッターの2人(DKとノムシン)になったようです。

とはいえ、初日午前2時まで2日目午前4時までセットだったようで、

予算がないとはいえ、ハードすぎますね。

 

話かわって、大会はリードから始まります

会場に入ると選手が集団オブザベをしていました。

オブザベ終了後早速競技開始です

 

1番手はR君

最近リードも伸びてきているとはいえ、

まだまだ経験が少なく、オンサイトの大会は初めて。

どうかな?と心配していたら、

最初の核心でムーブを間違えフォール。

本人、ハリボテが壁と同化して見えなかったそうです。

テープは貼っていたので、落ち着いていれば気づいたと思います。

緊張していたということで、

これからいっぱい経験を積んで自信をつけていければ良いですね。

 

その後、KちゃんがM2で登場

M2ルートは下部でスローパーからヒールで距離を出すムーブが悪く、

何人かの人が落ちていました。

Kちゃんなら何とかするだろうと思っていました。

実際、悩んでいたものの、余裕はありそうだったので、

行けるだろうと思ったら、

ヒールが抜けて落ちてしましました。

ショックだったと思いますが、午後からボルダーもあるので、

気持ちの切り替えが必要でしたが、

後日聞いたら、気持ちの切り替えはできたとのことでした。

 

そしてT君がM1に登場

M1ルートは結構厳しく、最終局面まで行った人はまだおらず、

全体的に保持力とパワーが必要なルートでした。

T君は下部から安定しており、テンポよく登っていきました。

そしてその時点での最高高度を抜いて、

1手1手進んでいきました。

そして最終局面に入るところで力尽きました。

力を出し切った良いトライでした。

 

結局、M1は成年のジンジンがT君より2手先まで行き1位

T君も2位に入る大健闘でした。

 

リードはM1がノムシン、M2がDKのセットで

M1は保持力や持久力が試されるリードらしいルートで

T君にとっては相性が良かったのかもしれませんね。

M2はDKでムーブが凝ったところがあり、

攻略が難しかったようです。

Kちゃんが落ちたところは少し強度が高かったようで、

そこのさじ加減は難しいですね。

 

午後からはボルダーでM2から始まりました

第1課題はスラブ 初段

第2課題は薄被りでウェルカム 4級

第3課題はコーディネーション2級

第4課題はスラブ 3級

 

上位陣は4課題すべて勝負でき、

全完登か3完登かの争いでした。

一方強化を狙う人はウェルカム4級とスラブ3級が登れる狙いが、

結果的に狙い通り3級と4級を登れたのは1人だけ。

それ以外は第2課題は1撃できるけど、

その他のルートはゾーンも取れないという人が多かったです。

Kちゃんも結局1完登0ゾーンでした。

コンペ後、DKと話をして分かったことは、

第3課題と第4課題のグレードがこの結果を招いてしまったとのこと。

5分で2課題を攻略しないといけないので、

どちらも同じくらいトライをしていると時間が無くなる可能性があります。

可能性があるほうに時間をかける必要があるのですが、

第3課題のグレードを少し下げたことで、

可能性を感じる内容になってしまったため、

第4課題に時間をかけきれない人が多かったようです。

しかも第4課題は足が滑りそうなジワジワ課題。

プレッシャーも半端ない。

第3課題はコツをつかめばいけるけど、

短時間でつかめるか?

その判断が難しかったようですね。

Kちゃんも内容的には第1課題もゾーンつかめそうだったし、

第4課題ももう少し足を信じて立てばゾーン取って、

完登もあったと思います。

しかしコンペでは惜しくても結果には反映されません。

これも経験ですね。

 

その後、M1の競技開始です

第1課題 1級

第2課題 2級

第3課題 初段

第4課題 3級

という内容だったようです

 

R君が1番手で登場

第2課題からトライ

1トライ目、2トライ目はムーブを間違えフォール

3トライ目はムーブを修正して上部に行くも、

ゴール1つ前が耐え切れずフォール、

その後も結局止めれませんでした。

第1課題はゾーンが取れそうで取れなかったのですが、

実はホールドが見づらかったようです。

分かっていればゾーンは取れていたでしょう。

その後も見つけれない人が何人かいました。

第3課題は実力不足でした

第4課題はスイングからランジのコーディネーション

思い切った動きでくらい返しトライをして成功

ゴールまで迫るも足が滑って落ちてしましました。

結局0完登2ゾーンでした

2完登、3ゾーンは可能だったと思うので、

何が足りなかったのかを次に生かしてほしいです。

 

そしてT君の登場です

第2課題を安定して1撃

第1課題も見えにくいホールドもしっかり使って1撃

つづいて第4課題も1撃

第3課題は1回でゾーンを獲得するも、

完登はできませんでした

それでも3完登4ゾーンでトライ数差で全体の2位となりました。

成年がトライ数をかけるなかスラブの課題を両方1トライで登ったのはとても良かったですね。

 

リードとボルダーの総合成績では

KちゃんはM2で10位で強化選手外となってしまったのですが、

1人辞退者が出て繰り上がりで強化選手になることができました。

リードで失敗して、ボルダーでも取り返せなかったので、

成績的には仕方ないと思います。

気持ちは来年に向かっているので、

頑張ってほしいですね。

R君はM1で16位でした。

こちらもリードで失敗し、ボルダーでも挽回できなかったので

この成績は仕方ないですね。

初めての県大会ですので、

来年以降順位を上げて行けるように、

そのために何が必要か考え行動してほしいです。

 

そしてT君はリード2位、ボルダー2位の総合2位でした。

今の実力を考えると最高の成績ですね。

力を出し切ったと言えるでしょう。

なかなかリードもボルダーもどちらも力を出し切ることは難しいですが、

素晴らしパフォーマンスだったと思います。

中学2年生が2位という結果にみんな驚きを隠せない様子でした。

来年は中学3年生で少年のカテゴリーに入ります。

そこでしっかり結果を出せるようにさらなるレベルアップを目指してほしいですね。

 

県大会開催にあたっては協会関係者及びボランティアの方々が多数尽力していただき、

無事開催することができたと思います。

お疲れさまでした。

そしてありがとうございました。

 

県大会に参加している人たちの登りを見て、

真剣にそして一生懸命取り組む姿勢はとてもかっこよく

うらやましくも感じ、

そして元気をもらえました。

目標となる大会があることはとても幸せなことです。

長野県のクライミング発展のためにも、

継続的な取り組みが必要と感じました。

そしてソラニからもこの場で輝ける人を育てていけるように頑張りたい

そう決意しました。

 

 

 

 

 

 

SORANI GMK
SORANI GMK
Climbiing Gym SORANIでジェネラルマネジャーをしています。 ジムでお待ちしています!

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