お知らせ 12月スケジュール
2023年11月30日SORANI コンペ&セッション2024
2023年12月22日2023年12月10日(日)に長野県ユースボルダリングコンペ
決勝ラウンドが飯田にあるダンボで開催されました。
SORANIのスクールからは小学生のカテゴリーに5人、中学生以上のカテゴリーに3人が出場しました。
決勝ラウンドは準決勝、決勝と行われ各3課題、
準決勝はオンサイトベルトコンベア方式、
決勝はワールドカップ決勝方式で、
決勝は6人が進出できます。
オンサイトのコンペはあまり開催されないので、
経験の少ない人も多く、
スクールのレッスンでは時間を計って練習をしました。
そのかいもあってか、みんな落ち着いてトライできたと思います。
小学生の準決勝から振り返ってみると、
1課題目はいわゆる”ウェルカム課題”全員が登れるグレードでした。
3つのうちの一つはウェルカムだろうと想定していましたが、
思った以上にみんな登れました。
2課題目は決勝に行けるかどうかを決める勝負の課題でした。
3つのうち1つは登れれば決勝進出になるだろうと思っていました。
Eちゃん、Sちゃんはゴールまで迫るも完登できず、
その他の人はソーンも獲得できませんでした。
この課題が登れず、苦しい展開となりました。
完登者も5人と少なくまだまだ分からない展開となりました。
3課題目は想定では参加者の半分くらいが登れるのではと思い、
少ないトライで登ることが必要と考えていました。
しかし、結果は4人しか完登者が出ず、
2課題目より難しかったようです。
SORANIからは、Eちゃんが粘って完登し決勝進出を決めました。
Sちゃんはコンペ終了後に登れていたので、
チャンスはあったかなと思いました。
来年も開催されると思うので頑張ってほしいと思います。
T君は2,3課題目を登るにはまだまだ実力不足を感じたと思います。
まだ4年生なので、来年決勝を狙える力をつけてほしいと思います。
Kちゃん、Hちゃんは3年生での準決勝ラウンド出場。
しっかり1完登できたので、
この調子で少しづつレベルアップできればと思います。
小学生の準決勝は想定とは違う展開で、
思うように実力を発揮できなかった人も多かったですが、
これもコンペです。
良い経験ができたと前向きにとらえ、
来年度に向けて頑張ってほしいと思います。
中学生の準決勝は1課題目からヒリヒリする展開で
スラブのバランシーな課題を4分で登れるかが試されました。
R君はトライ数こそ4回かかりましたがしっかり完登、
T君、Kちゃんは安定した登りで1撃でした。
2課題目は保持とパワーが必要な内容で、
R君は4トライ目でゾーン獲得。
完登には力不足な感じでした。
T君は最近メキメキとパワーをつけており、
他の人が苦労していたこの課題も見事完登。
Kちゃんもゴールまで迫りましたが、完登できませんでした。
この課題の完登者は2人でした。
勝負の3課題目
この課題はスタートからダブルダイノの遠いランジ
そこからスイングで着地してランジ、とダイナミックな課題。
R君はスタートのランジで苦労するも6トライ目で成功。
そのままスイングからランジへ。
ホールドに手がかかるも止めることができませんでした。
その後はスタートが止まらず時間終了。
T君は2トライ目で完登し全完登。
Kちゃんはスタートのランジは問題なく成功。
1トライ目でスイングからのランジも止めそうになるが失敗。
これは完登できそうと思ったのですが、
スイングからのランジが上手くハマらず完登できませんでした。
中学生は予想通りのシビアな展開となり、
1完登3ゾーンでアテンプト数差で決勝が決まりました。
T君は文句なしの決勝進出。
Kちゃんも5位で決勝進出できました。
R君もチャンスはあっただけに今後に期待ですね。
小学生の決勝は6人中4人が県外で、
その中でEちゃんが決勝進出できたので良かったと思います。
決勝の1課題目はルーフの課題でEちゃんは1撃。
比較的やさしく全員完登。
2課題目はスラブの課題で少し難しくなった感じ。
Eちゃんはスラブが少し苦手なので、心配だなと思っていましたが、
予想は的中してしまい、
滑る足に立てず完登できませんでした。
他の4人が完登していました。
3課題目はムーブの発想が難しく、かつパワーも必要でした。
完登者は一人でゾーンが2人のかなり難しい内容でした。
Eちゃんは今の実力は出し切れたのかなと思います。
コンペは色々な課題に対応できなければ上位に行くことはできません。
長所を伸ばしつつ、苦手をいかになくせるかが大切になってきます。
練習から感じていることもコンペでの結果とつながったと思うので、
どのように自分を高めていけるかしっかりふりかえりを行い、
次につなげていければと思います。
中学生の決勝は準決勝よりさらにシビアでかつよりパワフルでした。
1課題目はコンプレッションが必要なパワフルな内容。
正直、女子にはかなり厳しい内容かなと思いました。
Kちゃんは果敢にトライするも指を怪我し出血。
コンペ中は出血していると競技できないので、
急いで絆創膏で止血しましたが。
指先を絆創膏で巻くと滑るので、
なかなか、良いトライができませんでした。
続いてのT君はコンプレッション大好き、
保持力も強いので3トライで完登。
2課題目はコーディネーションからバランシーな内容。
Kちゃんは怪我の影響はあったものの、
10トライ目でゾーン獲得。
完登はできませんでしたが、よく粘れたのでよかったと思います。
T君はコーディネーションは問題なかったのですが、
上部のバランシーば部分でのムーブがハマらず、完登ならず。
今の実力でも十分登れる課題だと思いますが、
ムーブの引き出しをもっと増やす必要がありますね。
ただこの課題の完登は1人でした。
3課題目はザ・パワー。
Kちゃんは全く歯が立たず。
こんな課題が登れるように頑張りたいですね。
この年代の女子で、この課題が4分で登れれば全国レベルにいけると思います。
T君は持ち前のフィジカルを生かしでゴール手前まで迫るも、
もうワンランク上のパワーが必要でした。
ただ、完登者がなく、ゾーンも2人だったので、
良いトライができたと思います。
結果、小学生 Eちゃん5位、Sちゃん9位、T君14位、Kちゃん19位、Hちゃん23位
中学生 T君は2位、Kちゃんは5位、R君は10位でした。
結果が良かった人もそうでない人も、
みんなそれぞれに良いトライができたと思います。
そしてコンペでしか経験できないことたくさん吸収できたと思います。
そして、来年はもっと上に行きたいと感じたはずです。
その気持ちを忘れずこれからも頑張ってほしいと思います。
今回、決勝ラウンドのための豪華な課題は見ていてうらやましく思いました。
コンペに出たい、コンぺに出て良かったと思える内容だなと感じました。
来年度も、SORANIで予選を開催したいと思うので、
参加者が出て良かったと思える課題を作りたいという気持ちがわきあがっています。
最後に、コンペに関わる全てのみなさまに感謝申し上げます。
長野県のクライミングが盛り上がっていくようにと思います。
付き添いいただいた保護者のみなさんありがとうございました。
そしてなにより、半年シリーズ戦を戦って最終戦まできたみんな、お疲れさまでした。
また練習を頑張って、
去年より成長したな〜と思える姿を見せてほしいと思います。
Written By 吉谷 知将