Rainbow Jr. 通信 162 第27回レベルアップ試験
2023年5月31日Rainbow Jr. 通信 164 第28回キッズミニコンペ
2023年6月15日2023年6月4日、
アスリートクラスでコンデショニングのトレーニングを行っている人対象に
体作りワークショップを行いました。
講師はアウェアネスの飛世先生です。
今回のテーマは「足裏パワーポジション」でした。
コンデショニングを開始してから、
子供達の外反母趾と内反少趾がとても気になっていました。
加えて、ずっと体作りにおいて課題となっていた「足裏のアーチがあまりない」というところから、
足からのパワーを上手く引き出せていないなと思っていました。
ワークショップではまず、足のアーチはなぜ大切かを説明してもらいました。
手を使って体感しながらの飛世先生のお話に、
一同、「なるほど!」という感じでした。
それから、足裏のパワーポジションの位置を確認しました。
忘れがちですが、足裏にも筋肉がありトレーニングで鍛えていくことができます。
そして足裏のポジションを確認することで、
効率よくパワーを上体に伝えていくことができます。
正しいポジションに乗っていくと、
おしりの筋肉も使っているのが実感できます。
クライミングしている時、指先でパワーをだしがちで、
バランスを崩してしまうことが多く、
足のアーチを作って足裏パワーポジションに乗れるようにしていくことと、
リセットで足裏の疲れや張りを軽減させていくことで、
ホールドをしっかり踏める足にしていってほしいと思います。
今までやっていたリセットとアクティブのトレーニングも確認してもらいました。
普段は、慣れてくると意識せず(筋肉のリラックスの無意識以外で気がそれること)
ただやっているだけ〜になりがちですが、
なぜそのトレーニングを行っているか理解して、
トレーニング中は自分の体がよく変化していくことを体感してほしいと思います。
今までやっていたリセットとアクティブのトレーニングも
ちょっとしたことでワンランク上のトレーニングにできるなと
飛世先生のお話を聞きながら、たくさんの学びを得られました。
ちなみにエレメンタリークラスの子達とリセットをやって、
ちょっと足裏パワーポジションを意識できるゲームをやってもらったら、
その後、すごく足使いがよくなりビックリ!
この体感をアスリートクラスの子がやっているグレードでも
体感してくれるとうれしいのですが・・・
今取り組んでいる体作りのトレーニングは、
難しい動きでもなく、負荷もかかっているわけではありませんが、
コンデショニングは上級アスリートになっても使える技です。
最近、怪我をしたり、体が重いとの訴えが多いので、
コンデショニングで怪我をしない体を目指していってほしいと思います。
痛みは体からのサインです。
痛みを放置せずに自分の体を大切にしてクライミングに励んでいってほしいと思います。
体作りはクライミングのグレードと直結しなくて、
子供達のモチを爆上げするものではありませんが、
長い目で見て、役立つトレーニングを提供していきたいと思います。
自分の体の仕組みを知ることは面白いと思うので、
次のワークショップも楽しみです。
体作りの旅はまだまだ続きます。
先は長そうですが、一歩ずつ、ガンバ!
Written By 吉谷 加奈子