8月21日(日)に第1回スタートアップセッションを開催しました。
スタートアップセッションはミニコンペの一つですが、
初めてコンペに参加する人やまだコンペに慣れていない人のためのコンペです。
スクール生では、ユニバーサルクラス、エレメンタリークラスの人を対象としています。
コンペは難しそう!
まだコンペは私には早い!
順位が悪かった嫌だな・・・
と思っている人がいっぱいいます。
上記のように思うのは、
今行っているSORANIのミニコンペが、
アスリートクラスが学ぶコンペに成長したため、
アスリートクラスではない子達にとっては、
コンペは、少しハードルが高い行事となっていました。
確かにコンペでは先生が登り方を教えたりする訳ではないので、
どうやって登ったらよいかわからないことがあります。
でも登るためにどうしようかな?と考えることが、
上達の秘訣でもあります。
スタートアップセッションでは友達と一緒にトライすることで、
人の登りを観察したり、
相談しながら登ることができます。
そういう取り組みこそが大事だと思っています。
そしてもうひとつSORANIで大切にしていることは、
コンペの結果だけに囚われないことです。
子供達は結果で自分のことを判断しがちですが、
それだけではなく、成長した部分や、頑張ったことに注力する力を備えてほしいと思っています。
スタートアップセッションはそんな場になるようにと願っていました。
今回初めての試みでしたが、
6人が参加してくれました。
1時間で10課題に挑戦しました。
みんな最初は順調に登れ、
開始30分ほどですぐに登れる課題は登ってしまいました。
ここからが頑張りどころです。
登れていない課題にあきらめずにトライすることが大切となります。
みんなそれぞれ頑張ってトライし、
少しづつ「これ登れた!」
「あれ登れた!」という声が聞こえてきました。
1人が登れると他の人も続けて登れたりします。
これこそコンペの良さだなと思いました。
最後はヘトヘトになるまでトライしました。
登れない課題もあったと思いますが、
少しずつ技を身につけて、
次のコンペではステップアップできるように、レッスンや練習を頑張ってほしいと思います。
コンペは最後まで頑張る力、
もっとうまくなりたいという気持ちを育ててくれます。
また友達とみんなで登ると楽しさもくやしさも経験して、
そんな気持ちの中から、学ぶことも多くあります。
今回の初めての試みで、
指導側も改めて考えさせられることがたくさんありました。
レベルによって似たような動きでつまづくこと、
登りの量と比例して、修正能力がアップすること、
個々の動きのよい点と、伸びしろのある点など、
指導する時にレッスンでは明確になっていなかった点が浮かび上がってきました。
いつもコンペは実力テストのようだと話していますが、
まさに、子供達の実力を知るのによい機会となりました。
現在、登れる課題が少ないからダメなのではなく、
コンペの経験をどうレッスンに反映させていくか、
子供達の伸びしろをたくさん発見しました。
今後は一人でも多くの人に参加してほしいと思っています。
コンペをクライミング上達のためのひとつのツールとして活用してほしいと思います。
果敢にトライしていたみんな、よく頑張りました!!!
次の成長を楽しみにしています。