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2022年7月7日お知らせ 8月のスケジュール
2022年7月21日7月10日(日)にエッジ&ソファー伊那店でロープレッスンを行いました。
今回の参加者は4人。
3人は前回同様Mさん、H君、T君。
もう一人は初めて参加のSさんでした。
アップで3本登った後に、
前日に行われていたプチコンペ課題、
やさしめ2本をフラッシングでトライしました。
1本目は5.11aということで全員安定して登ることができました。
2本目は5.11+くらい。
これも一人一人身長の違いによるムーブの違いもありましたが、
それぞれが自分に合ったムーブを選択し、
良いトライで登ることができました。
昼食後はそれぞれルートを決めてトライしました。
T君は「とくながのと」5.12aをフラッシングでトライ。
トライしたことのあるH君に情報をもらい、
私からも核心でのムーブのイメージを伝えました。
そして迷わずに手を出すようにアドバイスしました。
スタートから迷うことなくスムーズに登ることができ、
下部の核心であるポケット取りはリーチを生かし問題なくクリアできました。
中間部も安定して登り、
2つ目の核心へ。
2つ目の核心はムーブは2通りあり、
足を下にするか上にするか、その場で瞬時に判断するように伝えていました。
T君は下足でのムーブを選択し、迷いなく手を出しました。
見事にホールドをキャッチ!
後半は粘って1手1手を出していき、
遠いゴールも思い切って手を出しつかみきることができました。
おめでとう!
良い登りでした。
Mさんは前回登れなかった「ラウンドコルネ」5.12aに挑戦。
登る前から疲れている様子で、
弱気な発言をしていました。
登れなくても良いから、
今の自分の力を出し切ろう!と声を掛けました。
前半、中間はスムーズに登りましたが、
後半のクリップで力尽きました。
その後もう1本トライしましたが、
疲れていて高度が落ちてしましました。
でも頑張ってトライができていたので、
このトライがきっと次につながると思います。
H君は「ラウンドコルネ(5.12a)」のフラッシングに挑戦。
下部は順調にすすんでいきましたが、
中間部の少し遠いところで思いっきりが出ずテンション。
その後は少しづつ高度を上げるも、
上部での核心手前でのクリップが厳しく、そこで下りてきました。
核心を突破してからクリップになる感じで、
リードに苦手意識のあるH君には核心を突破してからのクリップは厳しそうでした。
次に何をトライするのか聞いたところ、
難しいのはもう嫌だと言いました。
そこで、「難しいのをトライしなくても良いけど、
トライしなかったら、いつまでたっても登れないよ」と伝えました。
伊那店でのリードの機会は毎週あるわけではありません。
気分が乗らないからとトライを避けていると、
いつまでも登れないままになってしまいます。
完登できなくてもトライすることで次につながることを伝えると、
前回やった「とくながのと(5.12a)」をトライすると言いました。
疲れているから気持ちも弱気になっていたのだと思いますが、
「とくながのと」をトライすると言ってくれたことはとてもうれしかったです。
気持ちが吹っ切れたのか、
下部の核心は安定して突破、
そして上部核心へ。
そこはまだムーブを解決していないところだったので、
テンションしましたが、その後、ムーブを解決することができました。
1歩前進です。
リードクライミングはムーブを一つ一つ解決し、
それを少しづつ、つなげていくところに魅力があるのだと思います。
H君も降りてきてトライして良かったと言っていたので、
リードクライミングの魅力に少し気づいてくれたのかもしれません。
Sさんは「シンガポール2」5.11dに挑戦。
身長が低いので、どこも遠くて大変ですが、
思い切った動きでどんどん上へ登っていきます。
ゴールまで行けるかなと思いましたが、
最後のゴール取りが遠くてテンションをしました。
少し休んだ後にトライしたら、ゴールもつかめたので、
本人も手を出せばよかったなと言っていました。
その後、もう一度トライしたら、
今度は思い切って手を出しゴールすることができました。
本気トライで全員疲れてきたので、
グレードを落として3本登り、終了としました。
最後はみんな力を出し切ったと思います。
お疲れさまでした。
送迎していただいた保護者の皆さん、
今回もありがとうございました。
Written By 吉谷 知将