2022年6月12日(日)に体作りワークショップ第2弾を行いました。
午前、午後と2部に分かれて行いました。
午前中は、エレメンタリー・ユニバーサルクラスむけに行いました。
参加者は、エレメンタリークラスの4名でした。
内容は「おうちで姿勢トレーニング」で、
親子で家でも行える姿勢改善のためのトレーニングを紹介しました。
1月にこのクラス対象に行ったワークショップは、
少し内容が難しかったかなと思っていたので、
今回は低学年も楽しめるようにシンプルにしました。
「よい姿勢」で過ごすのは大切だよと話して、
参加してくれたお家の方と一緒に
姿勢の確認と簡単で短い時間にできるトレーニングを紹介しました。
毎日、5分でいいので体作りを習慣化していってほしいなと思います。
子供達が行うトレーニングは大人が行うトレーニングとは異なります。
年齢によって取り組むトレーニングを変化させていく必要があります。
「トレーニング」というと歯を食いしばって頑張ると想像しがちですが、
親子で楽しく体を動かす機会、
自分と違う人はどうやって体を動かしているか興味を持ついいきっかけと思い、
気軽にトレーニングしてほしいと思います。
体作りと言われてもアスリートを目指しているわけでもないし、
特に成長に関して心配していることはないし・・・と
小さい頃の体作りはあまり重要視されていませんが、
スポーツのパフォーマンスアップには、
「姿勢」「体幹力」「基礎的動作」の習得がとても重要になってきます。
これらはクライミングに役立つだけでなく、
「動ける体」を作るうえでの基礎となるものです。
10歳前後ではじまる成長期以降に故障に悩まされないように、
今から楽しみながらトレーニングを日常に取り入れて、
体の土台作りをしていってほしいなと思います。
午後からはアスリートクラス対象に
「パワーポジション習得 基礎トレ&壁トレ」という内容で行いました。
先月行った姿勢測定の際、
理学療法士の先生方に肩甲骨まわりのトレーニングについて教えてもらったので、
今回は骨盤まわりのトレーニングを行いました。
今回のポイントは、
骨盤のニュートラルポジションについてと、
スポーツにおけるパワーポジションについてだったのですが、
ちょっと内容を詰め込みすぎたことと、
小学6年生ぐらいを中心に説明するには難しい内容だったなと大反省・・・
実際のトレーニングは、
アウェアネスの飛世先生に組んでいただいた内容だったので、
みんなで体を動かしみて、
姿勢の重要性や股関節の可動域をアップすることを少しは意識してくれたかなと思います。
アスリートクラスになると、
体作りの内容もぐっと高度になってきます。
体作りの重要性はわかってくれている子が多いので、
日々取り組んでくれている子もいますが、
クライミングのパフォーマンスアップにつなげていくには、
まだまだ段階を経ていく必要があります。
基礎にもどったり、壁の中でやってみたりして、
自分なりの体の感覚をつかんでいってほしいと思います。
私も飛世先生に指導を仰ぎながら、
理解しているつもりだったのですが、
いざ子供達にアウトプットしてみると、
自分でもあやふやな点があるな~など発見がたくさんありました。
これは、体作りをすすめている子供達も同様のことがいえるのかなと思いました。
知っている!できている!と思っても、
まだまだ磨きをかけられる部分はあると思います。
子供達もどんどんアウトプットして、
自分事として落とし込んでいってほしいと思います。
派手なトレーニングではありませんが、
地味なトレーニングを毎日、
ちょっとずつでいいので、
継続させて、
クライミングの上達に役立てましょう!
Written By 吉谷 加奈子