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キッズ パフォーマンスアップ講習会

10月30日(土)にキッズパフォーマンスアップ講習会を開催しました。

参加者は小学生9人、中学生8人の17人でした。

講習は、午前は小学生、午後は中学生で行いました。

 

SORANIでは毎年(去年はコロナの影響で中止)キッズコンペを開催してきました。

当初は今年もコンペを開催しよと考えていました。

しかし、長野県内では小学生のシリーズ戦や10月の初旬にはエッジアンドソファーさんでもコンペが開催されました。

コロナ禍の中でもコンペが開催されていくなかで、

コンペ出場が子供達の練習の熱量を上げていってくれるかと思いましたが、

練習しようという意欲は、コンペ直後の一過性のものであると感じました。

そこで、この機会に子供にとってためになるイベントをしたいと思い、

コンペ形式の講習会をすることが良いのではないかと、

今回のパフォーマンスアップ講習会を開催することになりました。

 

パフォーマンスアップ講習会ではまず課題にこだわりました。

クライミングのルートは一つのルートで色々な能力を試されるため、

何となくこれが苦手、何となくこれが得意とか意識したりしますが、

その動きが明確にできる出来ないと知っている人は少ないと思います。

そこでルート一つ一つのテーマを明確にすることで、トライすれば自分の得意・不得意が分かるようにしました。

もちろん一つのテーマだけでルートが出来るわけではありません。

フットワークとバランスは近いし、基本的な動きも必要とされます。

自分の実力より上のグレードはフィジカルが必要になります。

しかしルートが求めるテーマがあることで自分の実力を明確に知ることができます。

 

今回セッター&講師にトッキーこと時長武史さんと、DKこと笠原大輔さんに来ていただきました。

ルートのコンセプトを考え、私を含めた3人で試登を繰り返して作り上げました。

子供達のリーチを考慮して作ったので参加者には今後の練習にも良い課題が出来たと思います。

大人のために作った課題は、子供は達は届かいないとあきらめてしまいます。

上のグレードになってくると自分にはまだ登れないと考える子供も多いですが、

実は、リーチが考慮されていれば、もっと難しいルートが登れたりします。

講習会のルートは子供達が本気で頑張れる課題になったと思います。

 

 

まずは午前中の小学生の開会式で、

講師の2人からこの後行われるコンペ形式のトライに向けての心構えを教えていただきました。

そしてオンサイトベルトコンベア方式(4分3課題)のコンペの開始。

みんな自分の実力を出そうと頑張っていました。

 

しかしコンペ終了後、講師の2人からもらったメッセージは厳しいものでした。

トッキーからは頑張ることが大切で、もっともっと頑張れると教えてもらいました。

DKからは自信を持ってトライすること、登る!という強い気持ちが必要と教えてもらいました。

 

 

続いて45分間(7課題)のセッション方式のコンペ開始。

しかし、講師から30分で打ち切るように言われました。

理由は集中力が切れていたからです。

疲れていても頑張り通さないとダメだ。

せっかく講習会に参加しているのだからもっと頑張ろうと言われました。

普段の練習でも登る量を増やして体力をつけなければならないし、

練習の時に1トライ1トライもっと全力で登らないといけないと言われました。

 

そのメッセージにハッとさせられました。

講習会を講師に依頼した際、「自分の登りの現状を知ってもらいたい」ということを伝えたのですが、

子供達にもっと上手くなってもらいたいという気持ちで、

技術的な面から子供達にアプローチしようと思っていましたが、

「自分の登りを知る」の中には、

どれだけ頑張っているかの指標も必要だなと感じたからです。

スクール内でもたくさん登ろうということで、

量的な練習についても伝えてはいましたが、

上を目指すための取り組みは、

さらに一歩進んだ頑張りが必要なんだなと思いました。

 

 

その後はセッション課題を各自トライしていくことに。

2人の講師は登りを見ながら適宜アドバイスをしてもらいました。

 

たくさんのアドバイスの中で印象に残ったものが、

全体へのメッセージとして「親への感謝を忘れない」というものがありました。

セッション中、登れなくてイライラしている時に親に悪態をついたり、

八つ当たりをしている子がいたからです。

スポンサーは、結果が伴わなければ応援してくれないが、

どんな時も自分を一番応援してくれいているのは自分の親だということでした。

どんなときも、その感謝を忘れない事、

とても心にしみる言葉でした。

 

閉会式で、

がんばり続ければ必ず強くなるので頑張ってくださいと言う言葉をもらいました。

 

 

午後の中学生の開会式では、

ベルトコンベアのトライの仕方や心構え、

また、ベルトコンベアで勝つための練習方法も教えていただきました。

 

そしてベルトコンベア開始。

女子→男子の順番でトライしました。

みんなとても頑張っていました。

ベルトコンベア終了後、

講師からはお褒めの言葉をいただきました。

そして、頑張るレベルをもっともっと上げてほしいと言われました。

その後の講習では各自登れていないルートにトライしながらアドバイスをしてもらいました。

 

続いてセッションコンペです。

講師からは強くなるためにはヨレていても頑張ることが大事だと言われました。

セッションでも参加者全員が最後の最後まで力を出し切ることができました。

その後の講習でもあきらめることなくトライし続けました。

閉会式で講師からは普段の練習から、これだけやれば強くなるとのことでした。

参加者は充実した時間を過ごすことができたと思います。

各自、心に残ることが多い講習だったのではないかと思います。

中学生のアンケートで、

「死ぬ気で登れば一手のびる」

「いつもと考え方をかえた」などがあり、

登りにどう頑張りを生かすか体感できたのかなと感じています。

今後の練習のすすめ方も変わっていくのではと思います。

 

参加者の皆さんお疲れさまでした。

付き添い&送迎、ジャッジをしていただいた保護者のみなさんありがとうございました。

 

講師の2人からも多いに刺激をもらい、

今後のスクールのレッスンに取り組みを進化させていきたいなと思いました。

長丁場で頑張ってくれた講師の2人にも感謝です。

 

講習会はまた開催したいと思います。

頑張りたい人は、ぜひ参加してみてください。

 

Written by 吉谷 知将

 

 

 

 

 

SORANI GMK
SORANI GMK
Climbiing Gym SORANIでジェネラルマネジャーをしています。 ジムでお待ちしています!

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