Rainbow Jr. 通信 95 第17回レベルアップ試験
2021年10月27日外岩ボルダリング講習会
2021年11月10日SORANIでは日曜日に中級セッション&ミーツを開催しています。
※ミーツ→大人の初心者・初級者のためのレッスン
それらに参加している方には課題に対しての登りのアドバイスはしていました。
しかし、1人1人の登りを観察して動きのチェックをする機会はありませんでした。
クライミングがうまくなるためには自分の登りを知ることが大切だと感じており、
自分の登りを客観的に知る機会があったら良いなと思い、
大人のためのパフォーマンスアップ講習会を開催することにしました。
10月31日の日曜日の午前中に開催しました。
参加者は5人でレベルは3級~4級くらいでした。
スケジュールは以下の通りでした
セッション(7課題)
イーストウォール 45分
ルート&動きの解説 45分
休憩
セッション(7課題)
ウエストウォール 45分
ルート&動きの解説 45分
参加者にはそれぞれ自分のペースでトライしてもらいました。
課題は基礎力、フットワーク、フィジカル、テクニック、ダイナミックムーブの要素が含まれており、
トライをすることで動きのチェックをしました。
例えば、1課題目は80°でフットワークがしっかりと出来ているかどうか、
2課題目はホールドを効かせるフィジカルがあるかどうか、
3課題目はホールドが持てるポジションに入れるかどうかなど。
全体的に感じたことは次のホールド持っているポジションをイメージできていないことです。
次のホールドを取りに行くときは体がどの位置にくれば持ちやすくなるかを考えるのが大切なのですが、
次のホールドをつかむことだけを考えている人が多かったです。
もちろんそれで登れることもありますが、
次のホールドを取りに行くときの動きのイメージが出来るようになると、
もっと登れるようになると感じました。
また、手に力が入りすぎていて、
足先への意識が足りていないと感じました。
手に力が入りすぎるとどうしても重心が上へと行きます。
すると足に力が入りずらく、足も滑りやすくなります。
必要以上に力を入れすぎないことが大切なのです。
講習では参加者それぞれの特徴を説明しながら、
動きの解説をしていきました。
身長や筋肉の量などでそれぞれ登りに特徴があります。
最初のうちは得意な動きで登ることでレベルを上げることができますが、
それだけだとレベルが上がっていく過程で出来ないルートがでてきたりします。
自分の得意な動きで登れればそれで良いのですが、
もしそれで登れないのであれば違う動きを練習しなければ出来るようにはなりません。
今回の講習では参加者一人一人の苦手な動きや出来ない動きをチェックし、
アドバイスを行いました。
いつもよりたくさんの数をトライしとても疲れたと思いますが、
みなさんとても頑張ってトライしていました。
いっぱい登ることは上達の最大の近道だと思います。
参加者には診断書を作成して渡します。
今後のパフォーマンスアップに役立てていただければと思います。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
Written by 吉谷 知将