ザッキカナ 自分のかわいいを信じる
2021年5月11日6月のスケジュール
2021年5月14日5月3日(月)は定休日を利用して外岩ロープクライミング講習でした。
場所はSORANIから車で10分ほどのところにある佐久志賀という岩場です。
今回の参加者はロープクライミングが得意なT君、最近ロープクライミングに力を入れているAさん
最近ロープの怖さを克服しつつあるH君、最近リードの練習を始めたR君の4人でした。
T君だけ外岩ロープクライミングの経験があり、
他の3人は初めての経験でした。
最初に全員が比較的易しいグレード(5.9、5.10a、5.10b)の3本をトップロープで登りました。
トップロープというのは一番上にある終了点と呼ばれるところからロープを吊らして登るスタイルで、
落ちても上から吊らされているロープにぶら下がるので、落ちる距離はほとんどなく安全に楽しめます。
易しいグレードとはいえ、ジムより高度感を感じたり、ホールドやスタンスが分かりづらく、
思ったよりも力が入り疲れた感じでした。
リードクライミングに慣れているT君とAさんは同じルートをリードでも登ってみました。
リードクライミングはルートの途中に掛かっているクイックドローに自分でロープを掛けながら登るスタイルで、
ロープを掛けたところより上で落ちるとロープを掛けたクイックドローより登った距離の2倍落ちることになります。
クイックドローの間隔は2,3mなので4,5m落ちることもあり、怖さもあり危険度も高くなります。
2人とも緊張しながらも安定して登ることができました。
昼食後は傾斜の緩いルートにチャレンジしました。
傾斜が緩くなると手でつかむホールドや足で立つスタンスがより難しくなります。
足で立つ感覚を養うのにはちょうど良いのです。
リードに慣れているT君とAさんはトップロープでの練習なしにいきなりリードで挑戦。
落ち着いて登ることができました。
H君とR君は隣の5.10cにも挑戦し登ることができました。
その後は5.11aと5.10cに挑戦しました。
まずは全員トップロープで登りました。
5.11aはスタートから2,3mが難しくT君以外は大苦戦。
Aさんは何とかムーブを攻略することができましたが、
H君とR君は突破することができませんでした。
T君はリードでも挑戦しました。
中間、少し易しいところがクイックドローの間隔が遠く(4mくらい)
少し緊張したとのことでしたが、
見事レッドポイント成功!
(レッドポイントはリードで落ちずに登れたことを言います)
一方5.10Cの方は同じような難しさが続き持久力が必要でした。
T君以外はトップロープで登りました。
上まで登ってかなり疲れたようでしたが、
降りてくる顔を見ると満足したようでした。
最後にT君がトップロープの練習なしでオンサイト(他の人の登りを見ないで)でトライしました。
出だしが一番の核心ですが、慎重に突破。
その後も安定して登ることができ見事オンサイト成功。
ジムではホールドが分かりやすくオンサイトしやすいですが、
外岩はホールドが分かりづらいこともあり、ムーブを組み立てるのが難しいです。
ホールドを探したりするのに持久力がより必要になることがあります。
外岩でオンサイトに成功したことは自信につながったのではないでしょうか。
もっと慣れてくればもっと難しいルートにも挑戦できるだろうし、
オンサイトのグレードも上げていけるでしょう。
今回初めてのロープクライミング講習でしたが、
みんな楽しかったと言ってくれたので良かったです。
SORANIの近くにこんな素晴らしい岩場があるので、また行きたいと思います。
ビレーをしていただいたR君のお父さんありがとうございました。
そしていつも送り向かいしていただいている保護者のみなさんにも感謝します。
Written By 吉谷 知将