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Rainbow Jr. 通信50 ロープレッスンの様子

6月から始まったロープレッスンですが、

最近は外岩のイベントが多く、

月1,2回の開催となっております。

それでも参加している子供は着実に上達しています。

 

ロープレッスンはリードで登る練習ですが、

まずは簡単なルートでの練習となります。

登りに余裕があるとリードでも怖さを感じずスラスラ登れます。

しかし、少し難しくなると落ちる怖さから途端に動きが悪くなり、

次の一手に行きづまるとそれ以上登れなくなってしまいます。

ボルダーだと手を出して落ちることができるのですが、

リードになるとそれほど落ちないと分かっていてもなかなか手が出せません。

 

落ちることはリードでの最初の克服すべき問題です。

落ちることができるようになって初めてリードでも難しいルート(落ちるかもしれないルート)にトライできます。

また落ちることができるようになると思い切った動きもできるようになります。

逆に落ちることができず、落ちるのが怖いと安定した動きをしようとして体を固めてしまいます。

すると無駄に力が入り疲れてしまったり、

腕を曲げた状態でしか次のホールドを取りに行けなくなるので、

遠くのホールドに届かなかったりします。

リードでもボルダーと同じ動きが出来るのが理想です。

リードレッスンではそれが出来るように練習をしています。

 

今日レッスンした子は、

ボルダーだったらおもいきったムーブをできる所が、

前回のレッスンでは落ちるのが怖くて手を出せず、完登することができませんでした。

今回はトップロープで練習してみることに。

すると何の問題もなく完登できました。

続いてリードでトライしてみました。

思い切った動きができ見事完登しました!

その子はその後別の少し難しいルートにも挑戦してみました。

すると思い切って手を出して落ちることができました。

落ちても大丈夫と認識し、できると自信を持つことで登りが断然良くなったのです。

 

別の子も思い切った動きが必要なルートを練習していました。

どうしても怖くて手を出すのをためらってしまったり、

力が入りすぎて、途中で疲れていたのですが、

今日は思い切って登り完登することができました。

足自由で登れたので足限定もトライしてみることに。

足自由よりもさらに思いっきりが必要になるのですが、

自信がついたのか1回目でのトライでは中間まで登れました。

2つ目の核心では疲れて落ちてしまいましたが、

そこだけの練習をして最後にもう一度トライしてみました。

動きが今までとは違って迷いなく、思い切って手を出して登ることができ、足限定でも完登できました。

 

このように子供達は少しづつ経験を積み怖さを克服しています。

リードでもボルダーのような思い切った登りが出来るようになってきました。

リードの最初にして最大の関門を突破したと言えるでしょう。

これからは少しづつ技術的な要素も身に付けて行ければと思います。

今後の子供たちの成長が楽しみです。

 

Written By 吉谷 知将

 

 

SORANI GMK
SORANI GMK
Climbiing Gym SORANIでジェネラルマネジャーをしています。 ジムでお待ちしています!

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