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Rainbow Jr.通信 14 個人面談が始まりました。

 

Rainbow Jr.では、春と秋に個別面談を行い、日頃の様子を話したり、次の個別の目標を考えたりしています。

スクール生は全員、秋の面談はクラブ生と保護者は任意で行っています。

 

春の子供達の面談では、簡単なロジックツリーを使って面談しました。

ロジックツリーとは、

ある1つの課題や問題があるときに、どのような道筋でその事象を解決するのが適切なのか?を導き出すフレームワークです。

春の面談では、子供が最適だと思われる解決策を導き、

子供達も納得し秋の大きなコンペにむけて頑張ってきました。

 

しかし、ずっと、なんだかしっくりこない思いがありました。

いろいろ考えたのですが、答えがでないまま秋の面談の時期がやってきました。

 

考えがまとまりきらないなか、面接をスタート。

今回は路線を変えて、「ちょっと最近どうよ」っと親戚のおばさん気分で雑談から話しはじめました。

すると子供達がいろいろ話してくれて、特に目標設定もなく終了。

そして、面談が終了して、春の面談のしっくりこなかった原因がわかりました!

それは、「子供達は自分では精一杯がんばっている!と思っている」ということでした。

 

「?」と思った方に説明します。

私が春に面談した時は、最初から「問題ありき」で面談をしました。

うまくなってほしくて、子供達のあれも足りない、これも足りないに気づいてくれ~と面談したのです。

そして、子供達からできそうなことを聞き出していたのですが、

そもそも、子供達はクライミングにおいて「問題と感じていること」などなかったのです!

 

まっさらな状態で話を聞くと、子供達は

「だんだん登れてうれしい」とのこと。

「コンペでくやしかったけど、次はがんばる」と、とても前向き。

個別で、ちょっと心配なことや、いろんな気持ちが聞けたのですが、

誰一人「問題を解決しよう」なんて思っていなかったことに気づかされました。

 

「クライミングへの取り組み方や練習方法などを改善して上手くなろう」と思っていたのは、

実は指導者側だけで、子供達本人は、それぞれ、(自分なりに←最大のポイント)頑張っていたのです。

それを指導者側が先走って、改善じゃー!!!と思っていたのですが、

「子供達が頑張る」ことに対しての指導者側の違和感は、

こうなってほしいと思う指導者側の希望だったのだと思い愕然・・・

 

つい、あれができていない、これができていない、

あれやってみよう、これやってみようというチャレンジに目をむけがちだったのですが、

本当に小さな小さな目標をクリアし、それを喜びと感じ、そして、

本人達が、「これやらなきゃ!」と気づいた時に後押しできる準備が必要なんだなと思いました。

子供達が意識をしていないことをやっても、だらけているように見える・・・

やらないよりはましですが、意識をしながらやるよりはるかに効率が悪いです。

でも、「効率」なんてものを考えるのは、人生の荒波を超えてきた(?)大人の思考なのです。

 

子供達には、子供達なりの思考プロセスがあることを、つい忘れていました。

結果を出してくれ!と自分の利益しか見えていなかったことを反省。

しかし、経験を還元し、提供できるのが大人です。

子供達の成長を(忍耐強く、うっ、苦しい・・・)見守り、大人の知恵も提供しなければいけないなと思いました。

 

そして、これからも気づいてもらう努力を続けつつ、

気づいた時にやってもらう環境を常に用意しておくことが必要なんだなと思いました。

「わかってくれよ!」と子供達にゆだねるのではなく、

大切なことを伝えてていって、タイミングがあった時にやれるように準備しておこうと思ったのでした。

 

あー悩ましき、楽しい子供達よ、また春まで頑張ろう!!!

 

Written by  吉谷 加奈子

 

 

 

 

 

 

SORANI GMK
SORANI GMK
Climbiing Gym SORANIでジェネラルマネジャーをしています。 ジムでお待ちしています!

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